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◆◆第三回実技講習◆◆

 

【山域・場所】       信越・鍋倉山

【日程】              2009年2月28日(土)~3月1日(日)

【目的】              雪洞山行

 

受講生6

 

今回の雪洞山行にはM尾さんやS山さんが行けないとの事だった。人数が少し減って寂しくはあったが、それでも講師はまだたくさんいる。東所沢でA原さんの運転するレンタカーに乗り込む。高速を飛ばすと次第に雪が降ってくる。現地は雪だ!パウダースノーを期待する(しかし現実はあまくはなかった)。いつもの事ながら、皆さん深夜に酒をたくさん飲むこと。これじゃあ山スキーを習いに来たのか、酒を習いに来たのかわからない(笑)

翌日は晴れて、気持ちのいい日ではあったけれど、雪はどんどん溶けていっちゃいました。サクサクと都立大小屋まで進む。目的地の方向をコンパスでとって、細かいルートは現地の様子を見ながら進む。部活では細かいルートもネットや本での下調べで確定してたので、こうしたやり方が新鮮にうつる。

都立大小屋の後、スノーブリッジを渡る。これが大変緊張した。渡ってる途中に崩れたらとか、転げ落ちたらとか・・・。自分が貧乏くじを引くんじゃないかとドキドキ。無事に渡り終え、林道に出たとこでCTを取る。それにしても暑い。まるで春山。ただ天気がいいぶん景色がすこぶる良い。巻機山も見えたっけなぁ。

谷に入り、奥深くなるにつれて気持ちは高まる。トラバースもしばしば。途中から他の班は北の尾根に上がり始めた。D班はどうするか、議論の末、右岸にあがり谷沿いを行くことに。日陰のため雪質も変わりにくく、地形図を見てずっと斜登行を強いられそうにもない、そしてなにより稜線への近道だ!そして大正解!大木のMで気持ちがいいし、稜線にも一番乗りでした。

そしていよいよ目的の雪洞堀り。心配されていた積雪、しかし前の降雪もあってか充分な量。入り口を二ヶ所作って掘り始めた。それにしても作業するには狭い。しかも濡れる。自分より大きなS本さんはもっと辛そうでした。N谷さんが大きな雪の塊が取れるたびに嬉しそうにする、そんな姿が印象的だった。そして雪洞が完成!五人しかいないのに9人くらい入るような雪洞ができてしまった。ご飯も終わって眠る頃、H谷さんの雪洞に行ってみるとこちらはまだ飲み会の真っ只中。ホットワインに日本酒、肉に極めつけはラーメンまでと、腹がはちきれんばかりに食べることに・・・

翌日は鍋倉山に登って待望の滑降。昨日今日の晴天で雪はガリガリ。スキー場みたいな雪質に滑りやすいという人もいたが、やはり自分は深雪が好きだ。急斜面もあって自分の技術のなさを実感した。期待していたスキーはあっという間に終わり、都立大小屋に着いてしまった。小屋の中に入って休憩、次回の山行の係りなどを決めて期待を膨らませた。

今回も終日天気が良く、楽しめた山行でした。講師の方々、ありがとうございました!

 

受講生7

 

2月の最終週末、雪洞訓練に参加しました。

この訓練を振り返った今、自分が学んだこと、そして課題(個人的な)は、次の5つです。

地図読み

シール急登(特にキックターン!)

雪洞堀り

ルートファインディング

パーティーシップ

 

地図読み

私にとって、地図とコンパスを使った方向確認は苦悶でした。コンパスの使い方を教えてもらったのに、正直未だに使えるか定かではありません。視界の良い日に地図から自分の位置確認が出来なくては、ホワイトアウトの時はどうなるんだ!!と自分にがっかりしました。他の班員のみなさんは見える山がどこなのか、すぐ地図から読み取っていたので、これから修行せねば・・・と心に誓いました。

2万5千分の1の地図では、小さすぎて地形が判断しにくいと感じました。拡大してきちんと予定ルートを書き込んでいる人の地図を見て、反省しました。

 

シール急登

シール初心者の私にとっては、ズリ落ちるくらいの急斜面。ジグザグに登っていくためにはキックターンが必須でした。けれどもキックターンに苦労しました。学んだことはシールを信じる。短い距離であれば、思い切って板を背負ってツボ足で登る方が時間的にも体力的にもロスが少ないことが分かりました。

 

雪洞堀り

雪洞は、3m以上積雪があり、掘った雪を捨てられる斜度がある場所がよいと認識しました。雪洞はテントや山小屋の変わりだけではなく、遭難した時に掘ると聞いて、なるほどと思いました。雪洞掘りは初めてで、2班合同の大きな雪洞を掘りました。なるべく雪はブロックを掘ること、ヒモ付きのシートで雪を外に出すetc.・・・コツは色々あったけど、とにかく無心になりますね。2方向から掘り進めて、貫通した時はちょっとした感動でした。仕上げでは、床と天井を平らにすることがポイントのようでした。こだわりのトイレも立派でした。

食事はH谷さんが用意してくれました。すぐ食べることのできるおつまみのレトルトパックとか鍋の具材を下茹でしてきたりとか、どれもへえーーーと思うことだらけで、勉強になりました。もちろん美味しいお酒も学びました!メインは白菜の鍋(名前はもう忘れてしまいました・・・)で、シンプルで相当美味しかったです。雪洞の中は以外と暖かくて、寝る時も薄手のダウンとウエアを着込んだ状態で3シーズン用のシュラフでも寒さで目覚めるということはありませんでした。朝、思っていたよりシュラフカバーが濡れていなくて、天井を平らにしたおかげだと教わりました。雪洞生活でゾウ足の必要性を感じました。外に出る時(主にトイレ)、銀マットとエアマットだけでは冷たい床の上・・・快適に過ごすには必要ですね。

 

ルートファインディング

鍋倉頂上で滑るルートの説明があったが、よく理解しないままスタートしてしまいました。その原因は、事前に下るルートをよく検索してこなかったからだと思います。先頭だったら全然ダメだったと思います・・・(K藤さんありがとうございます)

途中で結構深い沢を渡る場面で、結構苦労しました。どのくらい深い沢だったら登らずに渡れるのか、もっと手前から渡れなかったのか、など現地で思うことがたくさんありました。今回、一箇所尾根を行き過ぎて、トラバースする場面がありました。その時そのまま降りていった班もあったので、そのまま行けるという判断と計画したルートに戻るという判断をどのように選択するのかなと思いました。そういった判断が出来るようになるには何年かかるんだろう??と気が遠くなります。

 

パーティーシップ

今まで、講師+生徒、ガイド+客のような形でしか山に行ったことがなかったので1つのパーティーではあってもいざとなったら講師やガイドが何とかしてくれるという甘えがあったと思います。今回は、講師の方はついてくれていましたが、自分たちだけのパーティーシップが求められていたと思います。歩くペース、休憩の感覚、滑るルートや距離など、全員の体力や技術に合わせて行くという感覚を初めて学んだような気がします。パーティーシップが実は今後の最大の課題かも・・・と思っています。

 

まとめ

雪が少なく、快適な滑りが出来た場所は全くなかったけれど、それ以外は課題も見つかり、充実していたと思います。雪洞掘りは思っていた以上に面白く、もうあんなに立派なものは掘れないだろうけど、雪洞は荷物が軽くなるし、何よりそんなに寒くもなく、わりと快適に眠れることが実感できた事は、今後必ず役に立つ日が来ると思います。

H谷さん、K藤さん、H田さん、S塚さん、お世話になりました。ありがとうございました!!