第9期
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◆受講生 Aさん◆

 

【第一回実技講習】

 

落倉湿原 栂池高原  1月13日14日

机上での講習を終え、いよいよ実技講習。他の受講生の方々とは住んでいる方角の違う私は一人最寄の駅でピックアップしてもらいますが今後の実技講習を通してずっと講師の方に送迎までしていただくところを一人の為に別コースで恐縮です。宿泊先に到着後は深夜にも拘らず先着組みと合流して軽い酒宴。翌日に向けて不安と緊張で一杯だった私も多少緊張を解いて明日を迎えることが出来ました。

13日はいよいよ私にとって始めての山スキーの始まりです。踵の上がるビンディングも後ろに下がらないシールも全て不思議な感覚です。今日は近くの落倉湿原でセルフレスキューの訓練。ビーコンの操作については以前に習ったことがあったのですが今回の講習で強く感じたのはビーコンの操作訓練ではなくレスキューの訓練だということです。深い雪の中でのビーコンを使っての捜索訓練は雪と戯れて楽しいのですが、のんびり探していると「人の命が懸かってるんだから走れ」との指示が飛びます。午後は講師の名演技の下に実践的なチームレスキューの訓練です。その場の状況に合わせたいろいろな判断やチームでの役割分担がいかに難しいかを実感しました。まだ名前も完全に覚えきっていない中での役割分担は事前に決めていても実際にやってみると細かい部分のコミニュケーションが取れていないと痛感しました。

14日は場所を栂池高原に移動して安定度評価とレスキューの講習です。講習場所までは私にとっては始めてのシール登行で、新雪の中をスキーで真直ぐに上っていく感覚はつぼ足ともスノーシューとも違って不思議な感覚。山スキーは殆どの人は滑るために登るのでしょうが、登りは登りで楽しくてこれだけでもはまりそうです。

午前中は安定度評価の講習で、今まで何気なく見ていた雪が雪面の下では複雑に変化していることが解り大変興味深いものでした。

午後は場所の移動中の突然のレスキュー訓練です。昨日十分に教わったはずなのに突然の対応は状況判断、役割分担の難しさを再認識させられました。またイブちゃんを使っての救出訓練も前日の宿での講習とは違い実際の斜面・状況で非常に良く理解できたと共に、訓練ではありますが気持ちの上でも少し実際の遭難の状況になり気が引き締まりました。

2日間を通してほぼ受講生と同じ人数の講師の方々の細かなそして真剣な教えに楽しむためには十二分な準備が必要と痛感しました。

 

【第二回実技講習】

 

かぐらスキー場     2月4日5日

今回はいよいよ私にとっては始めての本格的なオフピステです。期待よりも皆さんに着いて帰ってこられるかが不安です。最終のリフトを降りるとシールを着けてオフピステに入っていきます。何処から登るのかと思っていると講師の方々は事もなく雪の壁を登っていって驚かされます。しかし直ぐになだらかな雪原になり朝の不安も忘れて先頭を交代しながら気持ちよく登っていきます。

稜線直下でCTを終えると滑降開始。ゲレンデの脇位しか滑ったことがないのでワクワク・ドキドキです。緩斜面なので何とか滑りますが思ったようにコントロール出来ません。ゲレンデスキーとは別物だと感じました。ただその浮遊感は何とも言えず、皆さんが「一度味わったらやめられない」と言っているのがまだほんの入り口なのでしょうが解ったような気がしました。

ゲレンデに戻った後は横滑り・木の葉落としなどの練習をして早めに今宵の宿「和田小屋」に入ります。和田小屋はお風呂も有り、食事も小屋とは思えない豪華なもので卒業生を交えて楽しい食事でした。しかし二日酔い→行動食を捕らない→シャリバテ で体調不良でその後の宴には参加せず早々に休むこととしました。(ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。)

翌5日は昨日より少し奥の中尾根を滑ることに。登りは生徒たちでルートを探しながら登ります。晴天の中景色に見惚れながら気持ちよく登り、稜線に出ると厳冬期の冬山の景色を堪能することが出来ました。中尾根のからの滑降は昨日に引続きフカフカの深雪で楽しみましたが、尾根からのドロップインで転倒して動けずに悪戦苦闘していると後ろで「雪崩」の叫び声。無理な体勢から振り返ると少し離れた後ろで雪崩が・・・。離れているのでこちらには来ないだろうと分かっても一抹の不安がありましたが、直ぐに上で見ている仲間を思い出し何かあっても助け出してくれるだろうとチームで山に入ることの大切さを痛感しました。

今回の山行は一人雪にまみれながらスキーの楽しさを再認識するとともに、次回への期待と不安を更に大きくする山行でした。

 

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【第三回実技講習】

 

    ・鍋倉高原    2月18日19日

今回はビバーク技術講習。前回の講習で深雪の楽しさに目覚め今回もスキーそのものも楽しみですが、今回は以前からやってみたかった雪洞泊が体験できるとあってワクワクです。

初日、雪が深いために山頂を諦めて途中から稜線を目指し適地を見つけて雪洞を掘ることに計画を変更しました。この辺りの状況判断も自分で出来たかと思うと非常に勉強になりました。またビバーク地の直前で“ドン”という音がしたと思うと目の前を猛スピードで流れていきました。雪崩の速さに驚くとともに前回に引続き今回も雪崩を目撃して、講習はしていてもあまり身近には思っていなかった雪崩が急に現実味を帯びてきて身の引き締まる思いがしました。

楽しみにしていた雪洞は想像以上に楽しく快適なものでした。掘るのにはそれなりのパワーが必要ですが出来てしまえばテントとは比較にならないくらい中は快適なことにビックリです。驚いたことがもう一つ、我班では年下の生徒より一番年配のT講師が一番パワフルだったこと。コツもあるのかなぁ。他の班を回ってみると夫々に工夫した快適な雪洞で各講師の個性が感じられ一口に雪洞と言ってもいろいろ有るのだと感心させられました。これからも機会があれば雪洞でのフォーキャストビバークを楽しんで行きたいと思います。

 

【第四回実技講習】

 

   ・蓮華温泉   3月24日25日

早いものでもう卒業山行。山スキー学校に申し込んだときの期待と不安はさらに大きくなり、誰も踏んでいない斜面に飛び込んで行きたいという気持ちと皆さんに着いて行けるかという不安が交錯するまま卒業山行を向かえました。

初日は小雪の降る中登り始めましたが次第に風が強まり天狗原では結構な強風になり、自分ひとりだったら引き返すだろうと思うと仲間と居ることがいかに心強いものかを痛感しました。その後も一時晴れましたが小雪のまま谷に入った後は風もそれ程ではなく雪に埋もれた蓮華温泉に到着しました。到着後は一部屋に集まって自然のきのこの和え物・鍋・チーズフォンデュなど皆も持ち寄った多彩な料理と第3回の雪洞での反省を生かした十分な量のアルコールで夕食を挟み一部二部とおおいに盛上りました。

二日目は起きてみると昨夜からの雪で大量の新雪。本日は一部登りは有るものの殆どが下りの行程でさぞかし素晴らしい滑降が待っているかと思いきや、急な斜面は滑れるものの緩斜面では下りでもラッセルが必要です。スタート直後こそ先行パーティーのトレースがありましたが、直ぐに追いつくと先頭を交代してその後は木地屋まで皆で交代しながらの下りラッセルでした。1日目の強風、2日目の下りラッセルとなかなか厳しい山行でしたがその分印象深い山行となりました。

また、私は一日目に腰を痛めてしまいまともに帰ることが出来るのかさえ不安でしたが、皆さんに気を使っていただき荷物を持ってもらったりラッセルをもらったりしてなんとか無事に下りてくることが出来ました。本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。山に行くときも一人で行くことの多い私にとって今回の山行は仲間のありがたさや重要性を痛感する貴重な体験となりました。

 

【総括】

 

全体を振り返り、まず講師の方々に心から感謝します。殆どの講師の方が生徒最年長の私より年配であるにも関わらずはるかにパワフルで好奇心旺盛で、殆ど手弁当で教えてくださった上に行き帰りの運転までしていただき本当にありがとうございました。

山スキーが全く未経験の私が大きな不安を抱えてTYG第9期に申し込み、今全課程を修了して不安は消えていませんが山スキーの魅力には取り付かれそうです。今回の山スキー学校をきっかけに今後も何らかの形で山スキーをつづけて行きたいと強く思っています。

 
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◆受講生 Dさん◆

 

第1回TYG 栂池 救援者訓練

 

(前夜)

夜8時半に新宿に集合し、最速のH講師車にて中央道をまっしぐら。深夜着。

皆は宴会に突入。睡眠不足が翌日の行動にひびく私は、さっさと寝床へ。若くないのを理由に、体力温存を図る。

(初日)

7時起床。8時朝食。ビーコン解説を受け、シールを装着し9時半出発。

落倉湿原でビーコン探索の開始。ビーコンの新規購入者のほとんどがPeeps DSPを所有。確かにこれを持っているメンバは探索が一番早い。

少し雪が舞い始めるが気持ちのよいブナ林で昼食。私を含む女性二人はいったんもどって昼食。親切なご主人から無料のおはづけをサービスしていただく。

午後からは2班に分かれて、さらに複数のビーコン探索。遺留品からの探索練習など、役にたつ内容だった。

夕方、宿にもどって、今度は地図読みの演習。事前にカシミールで磁北線をひいて印刷した2万5千分の1の地図を作成しえ持参したので、講義の内容は問題なく理解できた。

夕飯に、岩魚の骨酒と白馬錦をいただき、和やかに団らんする。シールを乾かし明日の準備。自分は10時に寝床にはいるが、若者達の宴会は続く。

(2日目)

早稲田小屋まではハイクアップ。朝からアディダスのサングラスのレンズがはずれて、あわてるが、ゴーグルがあるので我慢することに決める。途中途中で、雪崩地形の説明をS講師からお聞きする。逃げるなら広葉樹の下のほうが安全だという解説が印象に残った。O講師にキックターンを念入りに教わるが、これが後で大変、役立った。

雪は2m50cmほどで、弱層テスト、コンプレッションテスト、ジャンプテストなどをおこなった。また、ピットに横たわったT講師を、皆で順番にプローブでつついてみて実際の感触を体験してみる。また、実際にフィールドで埋没者を探す練習を、スキー板をつけておこなう。由美ちゃん人形はリアルで、手を掘り出したときにはドキッとした。

スキーの上手なメンバーは狭い森林斜面に向かうが、私は、林道経由でゲレンデ上部の広大な非圧雪地帯を滑り降りた。ゲレンデの途中でビデオカメラで全員の滑りを記録。はずかしいことに、私はひっかかってころびそうになった。

駐車場に戻り、帰京。途中、そばやで天そばを食べて、店主に信州りんごをおみやげにもらった。盛りだくさんで、大変、楽しい講習だったが、次回のために用具の点検リストを作成した。

 

第2回TYG かぐら 深雪滑降

 

(前夜)

8時に新宿に集合し、10時半には、ぎえもんに到着。H講師の車はいつも一番のりだ。

私を除く皆は、ここから宴会に突入するが、やはり、年を考えると睡眠はしっかりとらねば、と思い、ここはじっと我慢。

(初日)

6時20分起床。朝食後、和田小屋へ移動。

厳冬期の深雪に備えて購入した、センター100ミリのファットの板に慣れずに苦労する。浮力はあるが、ささると重いし足回りがばたつく。またリフトで風を受けるとすごく揺れる。

リフトを降りてシールをつけ、2班に分かれて、頂上めざしてハイクアップ。寒いし視界が悪い。ヘルメットの上にフードをかぶらないと顔が凍傷になりそうだ。

頂上リフトまで交代にラッセルするが、うまくできない。「花魁のように」、というS講師の言葉を思い出すが、やっぱりうまくできない。

T字の地点でCTテスト。中尾根の一本したの尾根ぞいから沢にむかって深雪滑降。新しい板になれないので、小回りで雪面いっぱいにひろがって滑る。太い板のおかげで沈まない。

(2日目)

昨日同様、頂上リフトまでは交代でハイクアップ。女性はすぐに疲れて交代してしまう。若い男性Aさんが、ひとりで頑張っている。A班のSさんが頂上リフトでGPSの電源を入れているのを見て、自分もGPSの電源をON。のどが渇いたので少し行動食と水をとる。

さらにハイクアップやラッセルを続ける。尾根上にでると美しいモンスターに出会い感激。CTテストの場所にたどりつくまでに、シールをつけたままの滑走が2箇所ほどあり、そのうちの一箇所の直滑降で、太いロッカースキーが勝手に左側に曲がっていく。ああ、これが、このロッカースキーの特性なんだ、と知る。

CTテストで雪は14回目でクラックがはいる。Moderate。

皆で写真を撮影後、いよいよ中尾根から滑降。お天気もよく素晴らしいパウダーを、一気に滑っておりていく。と最後の急斜面にくる。

スキーに自身のない私は、緩やかな斜面だといわれた方角から滑ろうと、他の2人とそのまま中尾根を降りていった。と、突然、斜面が急になったことに気がつき、少し引き返してから滑降することになった。最初のひとりがトラバースして滑り始めたとたん、ゴーという音とともに雪崩が起きる。スキーカットで、トラバースしたとおりに雪が切れて、したに向かって落ちていった。幸い誰も下にはおらず、けが人はなかったが、そのまた後を滑ることになった私は本当にドキドキした。転ばないように、二次雪崩をおこさないように、ということだけに気をつかった。下まで一気に直滑降し、振り向いたらすぐ後ろにH講師が私にぴったりくっついており、少しほっとする。(ご心配をおかけしました!)

 

第3回TYG 鍋倉山 雪洞訓練

 

(前夜)

夜8時新宿発。栄村をぬけ、一路、宿へ。深夜12時半到着で一番のり。

2段ベッドでお先に就寝。午前2時頃、目が覚めると女性陣は地図読みの復習をしていた。偉い!

(初日)

8時朝食、9時出発。シールは前夜に装着済み。鍋倉山のゲートまで10分ほどで到着する。ものすごい雪だ。都立小屋は6mの雪だから2階からしか出入りできない、と連絡がはいっている。ふぶきの中を順番にラッセルしながら進む。例年にない大雪のため、途中で出会った単独スキーヤーは小屋で引き返していった。尾根はみえているが到達できず、雪洞を掘る場所を探しながら先に進むが、ここで2度目の雪崩に遭遇する。バフッという音とともに右側の沢の上の斜面で、突然、雪崩が発生。例年にない雪に、M講師はこれ以上すすむのはやめて手前の林の下部に雪洞を掘ることを決定。

雪崩れのあった場所の左側斜面で、班ごとに雪洞を計4つ作った。掘るために深雪でUターンしなければならないのだが、この方向転換が難しかった。台所用手袋とシャベルをだして掘り始める。Y講師は抜群のセンスと素早さで雪洞内部をぐんぐんと掘っていく。講習生は雪を捨てる作業に手一杯。それでも1時間ほどで完成し銀マットを敷いて鍋を始める。

どこの雪洞も、寝室兼リビングとトイレつきが標準で、豪華な班の雪洞には台所もついていた。雪から水を作り、今期が最後だというY講師特製の、おいしいきりたんぽ鍋と海草サラダをいただき、楽しいひと晩となった。夏用と秋用寝袋を2つ重ねてもぐっていたため、夜は思ったより快適だったが、長野県内でこの冬一番の寒い朝を迎えた。(菅平でマイナス29・2度、野沢温泉でマイナス15・5度を記録し、観測史上最低、とのニュースをあとから聞く。)温度の一定な雪洞は寒かったが、快適で、大変勉強になった。

(2日目)

6時起床。晴天だったが、昨日の雪崩を考え、山頂にいくのは中止する。(山は引き返す勇気も必要なのだということが、よくわかる。学校なのだから事故はおこせないと思う。)CTテストの後、滑降。いつもながら、この時が最高に楽しい。

都立大小屋にたどり着き、2班に分かれてコーヒーを飲みながら次回の蓮華温泉の打ち合わせをする。私はM班。いじめられ役か…。5人でリーダーとサブリーダ、共同装備を決定し、ルートとCTテストの場所を確認する。その後はなだらかな斜面を駐車場まで滑走して、帰京。栄村でカレーラースを食べて、今回は早いもどりだった。

 

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◆受講生Bさん◆

 

座学

 

雪崩事故を防ぐ講習会で、雪が出来るメカニズムなど考えもしなかったので興味深く聞けた。

 

実技講習

 

【雪崩に遭遇しない為に】

ビーコン、プローブは持っているが、使ったことが無かったので実践での操作方法の練習で、ビーコンの特性や埋まっている深さによるビーコンの反応の違いなどがあること分かり、何回か繰り返すうちに時間が短縮出来た。

また、グループで捜索する場合遭難者を短時間(15分以内)で発見することと、自分達の安全を確保する為に、まずリーダーを決めて、各役割分担を決めて効率良く捜索することなどを学んだ。

2日目

行動中に斜面に雪崩の跡が無いか?発生しやすい地形を確認しながら行動することなどは、目で見て予知出来る方法なので実践的に思った。

CTによる積雪不安定性の評価の方法は、ブロックを作る方法と雪の状態は確認出来るが、判断するのが難しいと思った。

また、グループに分け待っていたら講師から突然の遭難者が出たとの通報があり、待たされていた時から嫌な予感はしていたが、心の準備ができていないので、まず何をやらなければいけないか?前日に訓練はしていたが、リーダーを決めていなかったので、役割分担、個人が何をやるのか?道具をザックの中から取り出すことで、救助の行動に入る前に時間が掛かってしまった。

前日は発見した時は「物」だったが、今回は人形でも手が最初に見えたので、物ではなく「人」を捜すのだなと実感した。

 

【山スキーの基礎】

深雪のシール歩行で前に出す方の足を軸足のスキー板に交差させ雪を落としてから進むと歩きやすくなった。

中尾根の一本ともう一本滑ったのが気持ちよかった。

 

【ビバーク技術】

堀始めのスペースが無い時に辛い体勢で掘り込んでいくのは疲れたし、外で雪を排泄するのも思ったより大変だった。今回は本番ではないので居住スペースを広くして、快適に暖かく過ごせた。水を作るのに雪洞内の壁から雪を削って取ったのが面白かったし、講師が考えた料理(もやし豚肉の蒸し焼き)やつまみもおいしく、今後の山行のヒントになった。各雪洞も個性があって面白かった。

翌日は天気が良かったのに登れなくて残念だった。

 

【総合実践山行、蓮華温泉+総合の感想】

今回山スキー学校に入った目的は新雪を楽しく滑る為に何をしなければいけないか?それなりに山と山スキーの経験はあるが、経験とカンで切り抜けた部分が大半で、基礎知識が無くもし雪崩に合ったら?遭難の場所に出くわしたらどうすればいいのか?道具は持っていても使えないのが実態でしたので、参加しようと思いました。

今回の蓮華温泉の総合実践山行を通じて今までの復習ですが、CTの評価方法は分かっていてもその結果をどう判断するかが、今も課題です。

地形、時間、雪質、気温、パーティーの人数、スキー技術などを判断しなくてはならず、CTはその一つかな?とも思いました。

今後はCTを行い、他の要素も確認し経験を積んでいかなければ判断は出来ないことを実感しました。

今まではほとんど単独でしたので、ルートを考えたり、地図を事前に読んだりすることは、あまり無かったし、行動中は自分だけの考えで、歩くペース、休憩時間、滑走斜面などは判断しましたが、今回の山行で時間管理のことを言われ、パーティーを組む場合も個々の経験、実力が分かっていなければ山行の計画を立てるのが難しく、山行中にもトラブルにつながると思いました。

しかし、山は辛い部分が多いので、そんな時助け合えるのもパーティーだなと思いました。何より楽しかったのは、蓮華温泉でみんなと一緒に酒を飲んで山の話が出来たのが良かったです。

 

要望

 

グループで遭難者の救助トレーニングをした際に何をしていいか分からなかった、ましてリーダーが何を指示していいのかなど事前知識がないので、テキストにグループでの救助方法、各役割が何をするかなどを載せて欲しい。

この講習に参加するほとんどの人が知識が無いと考えて下さい。

最後に山行計画、宿の手配、往復の車の運転、集合場所など参加者に合わせてアレンジしていただきありがとうございます。

今後は実践を通じて、復習しながら安全確認し、パウダーをウハウハ楽しく滑りたいです。

 

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◆受講生 Cさん◆

 

山スキーには、雪山登山とスキーの両方の知識と経験が必要ですが、私はこれまでほとんど登山の経験がなく、スキー好きが高じて山スキーの門戸をたたいた山のビギナーでした。受講生のバックグラウンドはばらばらでしたが、山岳会に所属していたり、登山の経験をお持ちの方が多かったので、皆には当たり前の知識が私にとっては新鮮な新しい知識でした。

この講習会で学んだこと

 

      • 雪と雪崩の知識(発生のメカニズム、雪崩地形など)、気象図、地形図の読み方
      1. 雪崩対策(滑降前のテスト方法(CTテストなど)、ビーコン操作、捜索訓練、救出後の処置、など)
      2. 山スキーの技術(シールをつけての登り方、キックターン、斜滑降、ギルランデ、深雪滑走、樹林帯滑走、など)
      3. 雪洞でのビバーク
      4. 山行計画の立て方
      5. 山の装備と道具のいろいろな使い方(紐をシール代わりにするなど)
      6.  
      7. 私の場合は、地形図の読み方ひとつとっても、25,000分の1の地形図をはじめて手にとり、磁北線と言われても何のことやら分からず、何度か教えていただいてやっとなんとか理解できたというように、上記の一つ一つについてゼロから学びました。こういったことは、机上で学ぶだけではなく実践で使わないと身につかないものですが、まず机上で講習を受けたあと、実技講習のなかで何度も実践しましたので、卒業山行を終えた今は、「山スキーを計画し、安全に帰ってくる」という一連の行動の中でどのようにこの知識を役立てるのかということも含め、まだ浅い知識ではありますが、理解できたと思います。
      8.  

一回目の栂池での講習では、机上講習で習った雪崩に関する知識を確認し、雪崩の対策の実地訓練をしました。ビーコンの使い方や捜索訓練を一日かけて行い、翌日はCTテスト、雪の観察、プローブの使い方、救出後の処置などを習いました。CTテストなどは、この日一日では全く頭にはいらず覚えられないのではないかと不安になったものですが、以降毎回毎回講習でやっているうちに、だんだん手際もよくなりました。ただ滑っても大丈夫かという判断は、本当に斜面の状況やその時の雪の状況によって異なりますので、非常に難しく経験が必要であると思います。

 

二回目の神楽みつまたでの深雪講習では、山スキーの技術(シールをつけての登り方、キックターン、斜滑降、ギルランデなど)を習ったうえで、実際に神楽峰~中尾根、神楽峰手前~田代、という山スキーツアーを行いました。その中で、地図を見る、CTテストを行う、雪崩地形を観察するなど、座学と一回目の講習の中で習ったことを再度やりましたので、忘れていることや覚え切れなかったことがフォローされました。

この時、湯沢エリアは大変な豪雪に見舞われ、湯沢周辺でも二階の窓の高さまで雪が積もっているような状況で、雪崩のリスクは高い状況だったと思います。我々が滑った中尾根でもスキーカットによる小規模な雪崩が発生し、目の前で雪崩を目撃するという経験をしました。雪崩はめったに起こらないものと思っていたので、この時の経験でより雪崩対策に対する真剣度が増しました。

 

三回目の講習は鍋倉山での雪洞です。この日も当日までかなりの積雪があり、登りの途中でまたも雪崩を目撃しました。ポン、と遠くで音がし、少しすると我々が歩いている一つ先の沢沿いにさーっと雪が流れてきました。それで学校側が鍋倉山の上まで登るのは雪崩リスクが高いという判断をし、都立大小屋から3キロ位の地点で雪洞を掘って泊まることとなりました。

雪洞を掘る場所を決めるのは結構判断が難しいと思いますが(木がでてこないか、十分な奥行きがとれるか、とか)、場所が決まれば雪洞作りは楽しいものでした、といっても男性陣が頑張って掘ってくれたので私は雪を捨てる程度でしたが。ブロックにして掘り出す、下に向かって掘って最後ブロックで入り口を小さくする、あまり横に広く掘らない、天井を丸くする、などの雪洞作りのポイントも学ぶことができました。またマット、冬用寝袋、使い捨てカイロ、像足などで完全防備をしたので、寝ている間はほとんど寒さは感じず、朝目覚めた時は暑いくらいでした。

この鍋倉山行は、心配事が二つありました。一つ目は、閉所恐怖症気味なこと。雪洞で寝ることができなかったらどうしよう、というものでした。掘り始めの小さな穴の中に入ったのですが、恐怖感で30秒も我慢できず、その時は、「今晩ここで寝られるかしら、もしダメなら一晩中起きて外に居ないといけないのかな」と不安がよぎりましたが、完成した雪洞は思いのほか広く、また夕食を食べたりお酒を飲んだりしているうちに、慣れてきて何とか克服することができました。二つ目は長い登り。私は山スキーでの登りが苦手で、息が切れてゆっくりとしか登れず、いつもチームの足を引っ張っていたという状況でしたので、大きな荷物を背負って、今までになく長い距離を登るというので、行く前はかなりプレッシャーを感じておりました。なので、このとき山頂まで行かずに雪洞を掘ったのは、滑りが全然楽しめなかったは残念ですが、私にとっては不幸中の幸いでした。

 

最後は蓮華温泉での卒業山行。雪、風、寒さで大変厳しい条件でした。鍋倉の時と同様に体力が心配だったのに、なんと!まさかの忘れ物!大事なシールを忘れてしまいました。急遽6mmロープをスキー板に巻きつけ(亀甲結びというらしい)てもらいました。これが滑り止めの機能はシールと遜色ないものでしたが、精神的なショックが大きく、また吹雪いて視界が悪く恐怖感もあったので、「とても蓮華温泉までたどり着けない、帰った方がいいのではないか」と出発の時点で暗澹たる気持ちに。結局、何とか登りきり無事蓮華温泉にたどり着く事ができましたが、皆さんの励ましとチームに迷惑を掛けてはいけないという気持ちとがなかったら、帰っていたかもしれません。蓮華温泉での宴会では、感謝と達成感と酔いで涙が止まりませんでした。

翌日の下山も、大変な積雪だったので下り斜面でパウダーを満喫できたのは良かったのですが、平らなところやトラバースのところは、ラッセルしないと進めない状況でした。私はものの数分で息があがり交代、という感じでまったく役に立たなかったのですが、先頭を行く男性陣、講師の方々のパワフルなことには、本当に驚嘆いたしました。有難うございました。

 

1 original

 

卒業山行の前に、オプションで実施された神楽みつまたでの深雪滑走訓練にも参加しました。一日目はリフトを使い、ゲレンデ内の樹林帯を滑りまくり、2日目は短めの山スキーツアー(反射板コース)をしましたが、じっくり滑る練習ができて大変よかったです。夜は深雪滑走についてのDVDを観たのも、普段何も考えずに滑っているので、大変参考になりました。

最後に、TYGに参加させていただき、私としては「ガイドツアーでなく、知識を得て自分で山スキーに行けるようになりたい」という当初の目標を達成するための基礎ができたと思っており、感謝しております。学校の雰囲気は非常にオープンでフレンドリーですので楽しかったです。受講生も意欲の高い方が多く刺激を受けましたし、またなにより、これから一緒に山スキーにいける仲間ができたことは大きな成果だったと思います。講師陣は皆さん個性的で、山に対する哲学も方法論も異なったものをお持ちですので、色々なお話を伺うのは大変楽しいものでした。これから、自立した山スキーヤーを目指して経験をつんでいきたいと思っておりますので、今後もご教示の程よろしくお願いいたします!

以上、長くなりましたが、未来の受講生(特に山の初心者の方)の参考になればと思います。

 
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◆受講生 Eさん◆

 

第1回

 

21組で行ったビーコン捜索では自分の持つビーコンの特性について知ることができた。トリプルアンテナとシングルアンテナの差は歴然で、シングルアンテナでも習熟する事により差は縮めることはできるかもしれないが追いつくことは難しいと感じた。現時点で製品化されているビーコンの性能はほぼ値段に比例していると言えるらしいので今度買う時は値段にとらわれずに基本性能や評判を参考に購入しようとおもう。

その後のチーム捜索では事前にリーダーを決めて実際に雪崩に巻き込まれたパーティーの救助を想定し、運良く難を逃れた登山者を落ち着かせパーティーの情報を聞き出し救助要請を行い自分たちの安全を確保した上で残留物やデブリの跡を参考に遭難者の捜索を行った。現実では自発的に行動できるだろうか。捜索に於いても、ともするとビーコンに頼りがちであるが、冷静さを失わず周囲をよく観察して考えながら捜索を行うことが重要ということ。

この日の晩に机上講習で捜索後に行う遭難者の救命措置について習ったが眠くてよく覚えていない。

2日目は栂池高原の林道途中で周囲の状況から雪崩地形かどうかを判断しいかにリスクを軽減するかを考える。そして積雪層の構造、状態、温度、硬さなどを調べる。調べるのは面白そうだが、取得したデータの整理や体系化について興味がある。そしてそれをどう行動の参考にするか。CTにしても同じ。これから積み上げていこうと思った。

ひと通り実技講習を終えて下山中に模擬雪崩に遭遇したパーティーに助けを求められる。事前に勘付いていたので当たり前だけど慌てずに捜索を行う事ができた。ただ、遭難者の発見に至るまではスムーズに行えたものの、救出は手間取ってしまった。遭難者の呼吸を確認したり、顔に雪がかからないように除去したり、体を動かさないようにしたり、机上講習で習ったはずだがよく覚えていなかった。

 

第2回

 

深雪は苦手。ツアーモード搭載のビンディングが欲しい。もっと練習しなければと思う。中尾根の雪崩を目撃。

 

3

 

薄々感づいていたが今年は天気に恵まれていないようだ。計画していた雪洞予定地点まで行けそうにないので雪洞適地を探しながら進む。自分には何となく何処にでも掘れそうな気がしたが沢が下の集落の水源なので出来るだけ離れる必要がある。また、ある程度斜度もないと掘るのは大変であるし、樹木の多い所では雪に隠れた潅木が出てくる事もあるので、場所選びにも経験が必要に思えた。

先を目指す途中で目の前を雪崩が流れているのを見てこれ以上先へ進むことを止め、少し上へ上がった所に雪洞を掘ることにした。目の前を流れた雪崩は小規模に見え、ほとんど末端部であったために速度もそれほどなかった様だった。

班によって雪洞のコンセプトがまちまちであり、個人的には狭い所が苦手なので広く作りたかったが、我が三尾班は現実に雪洞を掘る事態に陥ったときを想定し、1時間30分で風雪を凌げるレベルにして最終的には3時間での完成を目指した。前述の理由により主に雪の搬出を行うが、出来るだけ斜面の下の方へ捨てないと後から出てくる雪が行き場を失うの結構大変だった。搬出の途中、斜面の上で低いブッという感じの音に気づいた。ワッフ音というらしい。回数を重ねるにつれ足元の雪が動く感じも加わり、ひび割れも確認できるようになってきた。足元が動く感じは何となく気持ち悪く感じた。

雪洞はほぼ目標どおりの時間で完成した。居住性も悪くはない。緊急時に居住性を求めなければ1時間30分あれば十分ということも分かった。最初からシートを敷いてブーツを脱いでブーツのインナーだけを履いた。シートは寝る直前に敷くポリシーの人もいるらしい。他班の雪洞もそれぞれ個性があって面白い。

翌日は雪の状態を勘案し、登らずに引き返すことになった。出発前のCTでも目の前を流れた雪崩の原因となったらしい層もあった。それに実際にワッフ音を聞いたら先にいこうとは思えなくなると思う。

 

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最後の蓮華温泉ツアー。欠席者が出て残念。6mmロープでシールの代わりの実演を期せずして見ることができた。出だしからつまずく。自然園から天狗原までの上りは風が強く、休憩をとるのも大変な程だった。天狗原は予想どおり方向が分かり辛く、コンパスで方向を定め道標の旗を目安に進んだ。初めてでこの天候ならば迷わず引き返していたと思う。天狗原を過ぎ下り始めの地点で休憩をとりついでにCTを行うために、休憩しやすい樹木の近くで斜度のある所を探す。CTは樹木の影響がないと思われるくらい離れた所で行った。なれてきたものの場所の選定と評価にはまだ悩む。勘で決定したくないと思ってはいても、まだまだ得られた情報を活用するには力不足とかんじる。

降雪は続き視界が悪く、斜度が緩い所ではラッセルとなる。明日は降れるか少し心配した。

翌日も同じように降雪が続いていた。視界が悪く道標を探すのも一苦労。休憩時にはツェルとを積極的に使おうと思うも、風が強くてなかなか上手くいかずに時間をくってしまった。途中でビンディングのプレートが脱落行方不明になりヒヤリとしたが、行動に支障はなかったので助かった。ずっと溶けたアイスを担いできたが、最後にみんなに喜んで貰って良かった。

 

 
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◆受講生 Fさん◆

 

第1回実技講習会

 

【山域・場所】北アルプス・栂池高原

【日程】2012年1月13日(金)~15日(日)

【目的】「雪崩に遭わないために」

【行動予定】

13日(金) 夜、各集合場所出発→深夜、宿舎到着

14日(土) 8:00朝食9:00講習→落倉自然園周辺で基礎訓練

宿舎に帰ってからコンパスの使い方について座学

15日(日) 6:15朝食7:00宿舎出発→7:30栂池高原スキー場ゴンドラ乗場→8:00ゴンドラ上部

9:00~13:30 早稲田小屋周辺にて雪崩講習

13:30~14:30 全員で栂池高原スキー場ゴンドラ下まで滑走

15:00 →各車にて帰京

【行動記録】

1/14(土) 天候:曇

・落倉荘前から落倉自然園までシール歩行。

・ビーコン、プローブ操作の説明を受け、2~3人/組に分かれて、ビーコン操作の反復練習を行う。

・昼食後、2班に分かれて、山行中の別パーティ雪崩遭遇者レスキューを想定して交互に捜索練習を行う。

・帰宿後、地図、コンパスの使用方法、埋没者の掘り出し(シャベリング)の座学。

1/15(日) 天候:曇のち雪

・栂池スキー場ゴンドラリフト降り場→早稲田小屋上部までシール登行。途中、ビーコンチェック方法、キックターン、ラッセル時の板の運び方、地形、雪の状態、過去の雪崩形跡の確認などの説明&指導を受ける。

・CT(シャベルコンプレッションテスト)の説明と各自実施。

・プローブのヒット感覚を実施。

・講師によるスキージャンプテスト実施。

行動食後、2班に分かれて鵯峰の中腹まで移動し、班ごとに抜き打ちにて雪崩遭難者捜索練習を行う。

・ゲレンデで滑走撮影を行う。

【感想】

・私はガイドツアー等でビーコン操作等の雪崩講習は受けたことがありましたが、滑走が中心なので簡単な説明なものしか受けておりませんでした。先シーズンに知人を雪崩で亡くしたこともあり、真剣に雪崩に対しての知識を学びたいという思いで参加致しました。

1日目のビーコン操作方法や機種によっての特徴等まだまだ勉強しなくてはいけないことが多いことや雪崩発生時の消失点の把握や残置物の重要性等を実感することができました。

CTでは新雪により弱層とはわかりにくかったですが、実際に人形を掘り出す作業を行うことで掘り出し作業の大変さや実際の近い現場(斜面)で迅速な対応をすることの難しさを痛感致しました。今後も継続的に雪崩講習等に参加しなくてはいけないことを認識致しました。

そして、実技講習目的でもある「雪崩に遭わないこと」が一番必要なので山の状況判断の大切さを実感。知識だけでなく経験が非常に重要なことを学ぶことができました。

今後の山行では自分の目で現場状況を確認し「リスクの軽減」を念頭に経験も積んでいきたいと思いました。

 

第2回実技講習会

 

【山域・場所】上越・かぐら

【日程】2012年2月3日(金)~5日(日)

【目的】「深雪訓練」

【行動予定】

3日(金) 夜、各集合場所出発→深夜、民宿ぎえもん到着

4日(土) 7:00準備をして朝食、 7:40宿舎出発→かぐらスキー場第1高速リフト上集合

9:00~15:00 2班にて実技講習

講習予定ルート

A かぐら第1高速リフト上~1984m~雁ヶ峰~スキー場

B かぐら第1高速リフト上~神楽ヶ峰~田代スキー場

講習概要

1.シールの着脱

2.ビーコンチェック

3.シール登行

4.ラッセル

5.キックターン

6.スキーをはずしての登り

7.滑降技術 ①深雪

②悪雪ギルランデ

③タイトな斜面での横滑り

(木の葉落し)

④危険回避のための急停止

⑤雪崩判断

各班16時までに和田小屋に到着、18時夕食、22時消灯

5日(日) 7:00 朝食、8:00宿舎出発→第1高速リフト上集合 ゲレンデ深雪滑走

9:00~13:00実技講習(Bルートを予定)

14:00~下山後にまとめを行い、各車にて帰京

【行動記録】

2/4(土) 天候:曇のち雪

・かぐら第一高速リフト上部→第5リフト上部→神楽峰手前まで2班に分かれてシール登行。(シール着脱、ビーコンチェック、ラッセル?、キックターン)

・神楽峰手前でCT(シャベルコンプレッションテスト)を実施

・深雪滑走(視界不良の為、登行ルート→第5リフト下→ゲレンデ)

・ゲレンデ内滑走訓練(ギルランデ、横滑り、急停止)

2/5(日) 天候:晴のち曇

・かぐら第一高速リフト上部→第5リフト上部→中尾根まで2班に分かれてシール登行。(シール着脱、ビーコンチェック、ラッセル?、キックターン)

・中尾根手前でCT(シャベルコンプレッションテスト)を実施

・深雪滑走(中尾根→ゲレンデ)

・かぐら第一高速リフト上部→第5リフト中部までシール登行。(シール着脱、ラッセル?)

・深雪滑走(第5リフト中部から田代スキー場側へ滑走)

【感想】

・今回の深雪訓練では、本格的になシール登行、深雪滑走の実施ということでスプリットボーダーがスキーヤーのペースに問題なくついていけるかが私のテーマでした。

1日目はスキーモードへの切替、シール着脱ではあまり時間もかけないように意識し実践も行うことができました。CTでは雪もある程度安定していました。深雪滑走では、視界不良は残念でしたがツリーランは非常に楽しめました。しかし、滑走ペースコントロールができずに少し暴走してしまい、ご迷惑をおかけ致しました。ゲレンデ内での滑走訓練はスノーボーダーの私にも応用ができ非常に勉強になりました。

2日目は、受講生中心に山行を行うことになりました。昨日の降雪状況でラッセルを覚悟しておりましたが、意外としまっていて気持ちよく登行ができました。例年よりも積雪が多く雪庇形状等を確認しながら、中尾根までたどり着くことができました。この日も登行時に前に行くことを意識し、スキーモードへの切替やシール着脱を素早く行うことを意識しました。CT結果はCTM(17)90cm。中尾根は非常に良い状況になっており、今シーズン一番の滑走をすることができました。また、別班のスキーカットによる雪崩もみることができ「学校」という中では問題ですが、自分には良い経験ができました。大きな事故にならず良かったです。「もう1本」のオーラがM橋講師に伝わったみたいで田代側への滑走も最高でした。満足の行く深雪滑走訓練ができました。しかし、グループでの滑走ペースを乱したり、中尾根でのドロップ地点への移動時に雪庇下の滑走など状況判断に問題があったことを講師に指摘され、良い条件下での自分コントロールの必要性を認識致しました。反省点もありましたが、スキーヤーのペースにもついていくことができ、非常に満足の行く実技講習となりました。

 

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第3回実技講習会

 

【山域・場所】信越・鍋倉山

【日程】2012年2月17日(金)~19日(日)

【目的】「雪洞の基礎、読図」

【行動予定】

2月17日 都内各地出発~豊田飯山IC~民宿「大手荘」で仮眠。

2月18日 8:00「大手荘」朝食、9:00出発~温井集落(除雪終点)~鍋倉小屋~黒倉山東側で雪洞掘削(泊)

2月19日 雪洞~鍋倉山~東尾根滑降~鍋倉小屋(卒業山行打ち合わせ)~林道ゲート~帰京

【行動記録】

2/18(土) 天気:曇のち雪

温井集落→鍋倉小屋→黒倉山中腹手前までシール登行

(シール着脱、ビーコンチェック、ラッセル、キックターン)

・雪洞掘削(泊)

※例年よりも積雪多く、雪状態も不安の為、雪洞掘削予定地点を変更

2/19(日) 天気:晴

・CT(シャベルコンプレッションテスト)を実施。【CTM(16)80㎝】

・雪洞泊地点→鍋倉小屋まで滑走。

・鍋倉小屋内で卒業山行の打つ合わせ。

・鍋倉小屋→温井集落まで滑走。

【感想】

・例年よりも多い積雪状況の中で豪雪地帯の鍋倉山で雪洞泊を行う山行。「大手荘」に向かう車中でも降雪が続き、明日のラッセルは厳しいことが予測できました。朝、温井集落に到着。シールを装着し登行開始。やはり例年よりも雪が多いということで、慎重に登行しなんとか鍋倉小屋へ到着。雪洞掘削予定地点を変更することになり変更地点を捜索中に表層雪崩が目の前で起こりました。破断音や表雪崩のスピードを目の当たりにすることができ、非常に良い経験ができました。雪洞を掘るのは、はじめての経験で非常に楽しみにしておりました。雪掘削洞地点の選別ポイント等を聞き、掘削をスタート。降雪状態が新雪の為、柔らかく削洞作業はおもったよりも楽でした。締まり雪の時の削洞作業の時は大変だと講師の方から教わりました。雪洞内は非常に快適で講師が用意していただいた「甘酒」「石狩鍋」は本当においしかったです。2日目は、朝一にCT(シャベルコンプレッションテスト)を行い、シール登行せずに鍋倉小屋に戻ることになりました。鍋倉山は滑走(歩行)が多くスノーボーダーには厳しい状況でした。スキーモードでの滑走練習等の必要性を認識しました。スキーヤーのペースについて行くことが目標の1つなので今回の山行では課題をみつけることができました。

後、今回の実技講習で感じたことがあります。

2日目のスケジュールで登行せずに鍋倉小屋へ戻り打ち合わせを行った行動結果についてですが、先日の表層雪崩の件での「リスク軽減」の為の行動だと思いますが、降雪状況やCT結果を含めても私は滑走可能ではないのかと疑問に思いました。自分は「山スキー学校」で自立したスキーヤーを目指し、リスク軽減の様々な方法や経験を積みたいと思い参加しました。しかし、説明はありましたが、あまりにも簡単な「戻る」というリスク回避方法だったのではないのかと思いました。人それぞれの感覚があると思いますが、山スキーを楽しむことは危険との境目の見極めなのではないのでしょうか?経験値豊富な講師の方たちも多く、あのコンディションでのリスク回避の登行や滑走方法等をもっと学びたかったと思いました。今回の山行目的は「雪洞削洞」でしたが、あくまでも「山スキー」を学びたかったです。

 
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