第11期
「費用は、これだけ体系的にできて割安と思います...」 印刷 Eメール

◆受講生1

  

(1)参加動機

アウトドアでは20年近くキノコ採りにあけくれていました。

50歳のある日 6月第一週 日光白根ピークハントで25年のブランクから目を覚まし ソロ及び少人数での登山を再開しました。しかし 行く回数を重ねていくにつれ、何か物足りなさを感じ 雪山、岩、沢などの講習会へ参加し、また山岳会へも飛び込みスキルアップの階段を登りはじめました。

ゲレンデスキーは、ここ20年くらいは年間3-4日くらいでシーズンを終えていました今の技量は娘にとっくにこされてしまって示しがつきません。

5月の唐松岳帰りに広大な斜面(たぶん無名沢)を豪快に滑走するスキーヤーをみて どうせ雪山に登るなら滑って降りたいと強く思いました。

 

山スキーを始めるために、体系的に学べる機会を探していたところ、知人の紹介やホームページをみて「誰かについて行くのではなく自立が目的」といくことで、参加決意をしました。

 

(2)講習内容及び日程、費用について

申し分ありませんが 今年は大雪でオプション講習が中止となりました。

かなり期待していたので 代替え日程などあれば嬉しかった。

また、費用は、これだけ体系的にできて割安と思います(値上げしないでね)

 

(3)講師について

エキスパートぞろいで 教授の機会は十分にあります。

講習前後には 必ずお酒交わしながら楽しくコミュニケーションが図られます

この辺が 一番たのしかった。

 

(4)用具について

開校式で相談した後に揃えたほうがいいですよ。

TYG(東京山スキー学校)の紹介で某ショップに行く他を圧倒する価格にしてもらえて大変たすかりました。

 

(5)各講習についてすこしだけ

実技1 雪崩レスキュー訓練:埋没者救出では5m下の人形を掘り出すのに目標時間15分がギリギリでした。訓練を重ねる必要を痛感

 

実技2 深雪総合訓練:かぐら山では美味しそうな斜面をメンバー外の人が滑走してルートが、雪崩地形(30度くらいのオープンバーン)とだと教えてもらう。指摘がなければわからなかった。

 

実技4総合実践山行:受講生中心で行いました。くじ引きでCLになって。

山行計画書作成においてメンバーの協力のもと事前打合せなどを重ね無事完成し一段落。実践でのルートファインディングでは、数回におよび黒子(講師)に相談、うーん (講師がいなかったらどうなのと)経験を積むしかないかと

 

(6)今後について

11期同窓会や講師、今までのTYG卒業生など つながりをもって山スキーの世界が広く深く永く続くことをたのしみにしています。

 

最後に 講師のみなさま、受講生の皆様 たいへんおせわになりました。 

 
「これは自分が目指すリスクマネジメントの最重要であり、ただやみくもに楽しむことは意味がない...」 印刷 Eメール

◆受講生2

 

実技1@栂池自然園

 

 

前日の懇親会で日本酒を飲みすぎ、2日酔いのなかで迎えた実技。

初日から前夜を後悔しながら講習会を始めるなど、思ってもいなかったが、2度と同じ過ちを犯さないためにも日本酒はおかわりしないことを冒頭に書いておく。

 

初めてスキーの板にシールを張る。TLTのビンディングにブーツを装着する。WALKモードで進む。斜面を真っ直ぐ登る。ゲレンデでは経験したことのない、未知の領域へ踏み込んだ瞬間の何とも表現しがたい感覚で自然と顔がにやけてしまう。

 

スキーの装着もぎこちなく、時間もかかるし、シールの装着力も想像を超えるものであり、踵を浮かせて歩くことは機能的であり、滑るだけの板とはまるで違う。今までは斜面に平行に板を置いて登っていたが、シールのおかげでその必要がない。板にシールを貼ることを考えた人はすごいなどと思いながら、進む。

 

斜面を登ったところでビーコンをチェックする。ビーコンは国際基準で周波数の割り当てがなされており、メーカーを問わずどのビーコンに対しても、誰もが捜索可能なのだ。この仕組みを考えた人も天才だ。ビーコンの操作は電波発信のSEND、受信のSERCHと電源を切るOFFしかない。リーダーの一人がSEND、それ以外のメンバーがSERCHにして、電波受信ができたらメンバーは挙手する。リーダーにアピールするあたり、挙手して体現するところが何とも学校らしい。

 

しかし、全員の挙手が完了するまでには多少の時間を要することになった。受講生が操作慣れしていないこともあるが、講師の思い込み違いで全員が揃うまでに次の操作をしてしまっていたのだ。実技1回目ゆえに起きてしまった問題であろう。全員の挙手が完了するまで次の操作を行わないことが統一された。このあたりのスピード感は少人数受講かつ、5回の実技を同じメンバーで受講できるゆえの恩恵であろう。

 

仮に1単元の講習会だとしたら、講師一人に対して受講生が10~15名程居て講師がひとつの操作を一人ひとりに教え、確認に回るであろうし、時間的なロスも多くなるだろうが、山スキー学校11期は受講生6名に対し、6名の講師が居てマンツーマンで見ていただける手厚い環境が整備されていた。

 

全員がリーダーの電波の受信を確認し、次に発信に切り替える。リーダーは一人離れた所へ移動し受信へ切り替える。メンバーに合図を送り、メンバーが縦一列に等間隔を維持してリーダーの前を通過する。

リーダーはビーコンに正しく接近しているメンバーが確認できればOKだ。全てのメンバーの確認ができたら、ようやく雪山へのフィールドが開かれる。

 

実に合理的な所作だが、ひとつ気になることがあった。一般的にはリーダーは先頭を歩く。このリーダーが上記のような所作を終えた時、最後尾に位置していることになる。リーダーが先頭まで進んでその間に全体的な進捗が滞ることになることになる。多少であれ時間にロスが生じることを考えるとサブリーダーがビーコンチェックを指揮し、一連の所作を終えたのち、最後尾につく方が自然の流れのように思えるのだが。

 

平坦な雪面では出来る限り板を滑らせた方が距離を稼ぐことができる。これはスノーシューで歩くよりも早く進めるし浮力もあって機能的だ。ゲレンデで深雪を進もうとすると板は沈み思うように進めないものだが、シールを付けた板はテールを軽く浮かせてやるとシールが機能し、十分な程の浮力を得られる。

 

500m程進んだであろうか。比較的平坦な場所で埋没の捜索訓練を開始する。2人1組で同じビーコンを持つ者同士がペアとなり、講師から提供されたビーコンを埋めて探し出す。ビーコンで3m以内に範囲を絞ることは容易だが、そこから先がどうもうまくいかない。ビーコンが縦に埋まっているか、横に埋まっているか等によって、例え近くにあっても、電波を受信する側は無意識的に固定観念に捉われ、〝だいたいこの辺りだろう”という気持ちでプローブに持ち替えてしまいたくなるのだ。焦りや目的を早期に達成したい心理的な側面を顕著に表しているようだ。

 

ビーコンの技術や操作方法については割愛するものの、捜索する側の時に埋められていた場所よりも90㎝程深い同一の場所に埋めて反応を見させてもらったが、前者に記述したような思い込みのせいもあってか、なかなか見つけ出せないでいた。範囲を絞り込めたとしても、無作為にプローブを雪面に刺していてはヒットしない。一定の間隔で渦巻きを描くように徐々に広げていくことが大切だと分かった。

 

次に受講生6名がツアー中に雪崩現場に遭遇し、捜索を行うという訓練を行う。ここでは各自がリーダーとなる。リーダーは被害者の仲間の一人から状況をヒアリングし、雪崩斜面の状況から、雪崩が再発生し捜索するメンバーが2次災害が発生することも考慮し、メンバーに指示を出す。

何名のパーティーか、他にパーティーが居たか。男性、女性何名か。消失点はどこか。

ビーコンの装着はいていたか。ヒアリング相手のビーコンを解除させる。

体調は大丈夫か。

 

ビーコン、プローブ、スコップで発掘する係をそれぞれ割り当て、雪崩発生時の退避場所も決めて現地へ急行する。リーダーは捜索にあたるよりも、冷静に判断することに徹することが好ましい。リーダーを務めた時、消失点を確認したり、ビーコンの装着の有無の確認や会話のできる被害者のビーコンの発信を解除するなどの漏れが生じた。訓練とはいえ、助けようとする気持ちが全面に出てしまうと冷静さを失い、捜索する側に入って行ってしまう悪いところがでた。捜索側にいる時には他人の行動や自分の行動にも比較的冷静でリーダーの意見を聞きながら行動できたり、メンバーと会話して情報共有したりできるのに指示する側ではどうもうまくいかない。もちろん1回きりの練習だったし、反復練習を行わないことにはうまくいかないものえあろうが6人中5番目にリーダー役をやらせてもらって、その結果が記載の通りでは不甲斐無いのにも程があった。

 

 

実技2@栂池高原上部 早稲田小屋周辺

 

この冬一番の寒気が前夜から流れ込み志賀高原では氷点下20度を記憶した朝。8時朝食、9時出発とゲレンデまで徒歩0分の民宿らしいスタートとなった。食事に30分を見積もれば、食後30分で身支度を整えなければならず自分にとっては、忙しない。やはり45分は欲しいというのが本音だが、団体行動だし、すぐに行動に移れるようにする習慣づけも大切な要素である。

 

9時、チケットを貰って、ゴンドラに乗り上部へ。スキー場の広い斜面は緩すぎて全く魅力に感じない。だからこそ、上部への期待が膨らんでしまう。降車して板にシールを貼る。まだ慣れないシール貼り。貼っては生じる微妙な隙間は今後練習あるのみだ。ビンディングをWALKモードにしてブーツを装着。ようやくスタートだ。パーティーは山スキー学校以外に日本雪崩ネットワークの単科講習生が30名程居た。それぞれ距離をおいてビーコンのチェックを開始する。ここはゲレンデの上部。ほとんどがゲレンデスキーヤーやボーダーでビーコンを持っている人は少ないが、時折単独行の山スキーヤーが接近してきて余計な電波を受信してしまうらしく、思うようにチェックができない。

 

やむを得ず、100m程移動して、再度チェックを行う。結局、登高開始は10時過ぎになってしまった。なかなかスケジュールの通りにはいかないものである。登高を開始する。新雪は35cm程あったであろうか。歩きやすい積雪量だ。方向転換の為のキックターンが難しい。他の受講生はうまくできているが、どうもうまくできない。遅れをとるわけにもいかないので、腕力と下半身のバネで反転して登っていく。

 

登ること10分ちょっとで車道に出る。(無論車道といっても、平坦な所というだけで、2m近く積雪があるのだが)150m程進んだ所で斜面の特徴を解説していただき、一人ずつ十分な間隔をとって、通過することになった。これをスペーシングという。斜面一帯は針葉樹でツリーの間隔も程良く下部をみるとそこそこの大きな木々が生えているのだが、上部を見ると一部に木はあるものの限定的であり、木のない所は車道の下部にわたっても植生がされていないことが確認できた。ここは雪崩斜面である。ゲレンデから約30分で雪崩斜面に出くわすなど想像していなかったが、人工物であるスキー場から自然界にたどり着いたことを意味しているだけでなく、危険度も高まっていることを理解した。

 

講師を先頭に安全が担保できると思われるところまで進み、合図を出す。受講生の先頭が続く。その間、その他のメンバーは一人に注視する。何故このようなことを行うのかというと、過去に雪崩が発生した斜面では今後も雪崩発生する可能性が極めて高く、その斜面を横切ることは巻き込まれる可能性を十分に秘めており、仮に雪崩が発生した場合の犠牲を最小限に留め、また多くのメンバーの監視下におくことで救助できる可能性を高める役割を担っている。また通過者が留意しなければならないこととして特筆すべきは、ザック留め具を外す、ストックをフリーにする、スキーとブーツを繋いでいる流れ止め(リーシュ)を外すことである。その他にも斜面の状況をよく観察しながら、出来る限り素早く通過することも非常に重要である。これらによって、他者から消失点が確認できる可能性が広がり、遺留品よりも低い斜面、もしくは下部に埋没しているだろうと推測が容易になり、捜索におれる一助となるからである。全員が通過するまでに10分以上の時間を要したが、ここは十分に時間を費やすべきである、疎かにしてはならないことを理解した。

 

早稲田小屋下部、成城大小屋へ向かう途中の手頃な斜面を選びコンプレッションテスト(CT)を行うべく斜面を掘る。ただ掘り進めようにも連日の雪でいくら掘ってもすぐに掘りにくくなってしまう。自分の近くに雪を捨ててしまうと大量の雪で足元を奪われ、自滅する。むやみやたら奥から掻き進めるのではなく、足元の雪をしっかりと掘り進め、将来にわたって支障のない場所まで捨てにいくことができるよう計画的に作業を行わないとただ体力を消耗してしまうだけになってしまうのだ。

 

私たちの目的は山スキーであり、登高や滑降は体力を消耗し汗もかく。体が熱くなることもあれば、寒くなるときもある。だからこそ、CTでは自分の体調に合わせて、先々のことを考え、掘り進めることが大切である。そしてできる限り、省エネで楽ができ、体力を温存していくことが必要なのだ。ザックを下す、背中から熱が奪われ安くなる。体は冷える。

行動食を摂取する、エネルギーを取り込める。体は熱を持つ。休憩が取りやすいタイミングは即ち体調に変化をもたらす時である。スコップを持ち、掘る作業、雪を捨てる作業などは1日に何度も行うような動作ではなく、体に瞬間的に負荷をもたらす。それが肩、腕、腰に与える影響度は計り知れない。滑降していった先で何が起きるのか、見えないリスクに対し体力を温存し、将来に備えておくことは相対的にも有効であろう。よって、無駄に体力を消耗するような雪の捨て方は避けるべきであり、力が余っているからといって、行うべき行為ではないのだ。

 

講習中「足元の雪もしっかり捨てることが大切だ」との指摘もあり、後になって記録をまとめていく過程でもそれは合理的な捨て方、掘り進め方だと分かった。考える登山、考える山スキー、これは自分が目指すリスクマネジメントの最重要であり、ただやみくもに楽しむことは意味がない。結果、楽しく過ごせることはたくさんあるかもしれないがもっと過程を大事にしたい。その点においては、掘り進め方は来期に持ち越しの課題となった。

 

さて、主のCTであるが雪柱を作って叩いてみると、7回ほどで破断する層が見られ、20回を超えた所で表層が崩れるような現象だったと記憶している。点発生の表層雪崩がもしかすると発生するかもしれないという考察に至った。テキストの内容も加えるとすればルーペで結晶を確認できる乾雪だった。以上の結果から安全であろうと定義づけた。

 

その後、ハンドテストも実施した。ハンドテスト各層の高さを自ら触れて判断できる有力な手段だ。目視では把握しにくい層全体を指が一定の力でどの程度まで入るのかどれだけ力を加えて側面に指が入るのかが分かる。このテストによって、層の高さまでがざらめ雪であるか締まっているかなど層の特性を理解することにより、どのような雪崩がどの層から発生することのできる一助となる。

 

講師である先生方からは電流を流して確認するルッチブロックコードという方法も披露して貰ったが、経験のない私たちが行うまでには知識も技術も経験に裏打ちされた判断力もないので、実践的ではなくあくまでもご参考程度となった。他方でスキーを履いたまま行えるジャンプテストや複数でジャンプして状況確認ができるスクラムジャンプテストなどは自分たちが行うことのできるであろう内容を思われたが、実施されずに終わった。”自立したスキーヤー”を育てるには前者を見て学ぶより、後者を実践することで理解するほうが良かったのではないかと思うし、その後の講習会でも披露されなかったことは残念だった。

 

その後もルーペで結晶を観察、シャベルテストや各層の温度を見て状態を確認するなど、理論に基づいた内容となった。12時前後までみっちり行ったが、気温も下がり始め動かずじっとしている時間も多くなり、体力は低下、指先の感覚が次第に失われ、震えが出てきた。経度ながら、低体温症の初期症状が出始める。すかさず暖かい飲み物を飲み、エネルギーとなる行動食を摂取する。しかし、いくら食べても飲んでも体力が回復しない。士気が低下し、内心講習会どころではなくなった。体が熱量を生産しない脱力したような状態。これは特に厳冬期の雪山では危険だということを肌で感じることができた。

 

CTの講習が終わり、場所を移動して埋没捜索へ向かう。5分もしないうちに体が熱を生み出し、指先の感覚が戻り、震えも消えた。加速度的に体力が回復していく様子がわかる。

心臓の鼓動を感じながら、血液が循環し、筋肉に伝わり、肌から汗となってじわっとくる一連のはたらきなのであろう。

 

埋没捜索、搬送訓練の制限時間は15分。ビーコンにて範囲の絞り込みにあたる。雪崩斜面に自分たちのパーティーが乗り込んだ形が想定された。このようなケースでは自分の役割はビーコン捜索が良い気がした。

・マムートのビーコンは他者のビーコンよりも捜索が容易。

・ほかのメンバーよりも自分が若いこともあって、初動が早く現場へ行く時間が短縮できる。

・プローブで被害者を確定してもらえればスコップを準備して掘り出しまでの時間がかからない。

・体力がある。

 

範囲の特定までには3分を要した。ビーコンの範囲は2mを下回ることがなかったからだ。今までは1m以内に絞り込んでいたが、今回はそれができなかった。つまり、深いところに埋まっていると予想された。プローブ班に後退に付近の足元を掘削し、整備する。ヒットした。頭部へ外傷を与えないように細心の注意を払い、頭部付近は手掘り。搬出するために被害者の奥に2人が並んで入れる空間も確保しつつ、声掛けをしながら、励ます。もちろん相手は人形なので反応はないのだが、真剣に誰一人手を抜くことなく、搬送まで行って13分。これは前夜の反省会が良かったのだろう。達成感と制限時間内救助成功に安どしたのはメンバーだけではなかったはずだ。

 

最後は深雪ツリーランを100m程行った。なかなか前傾滑降できない課題がわかった。そしてゲレンデで動画撮影を行って終了した。

 
「体系的に、且つ効率的に学べる東京山スキー学校は、山スキーを始めるに当たっての、実に適切な選択でした...」 印刷 Eメール

◆受講生3 

 

山スキー学校で身に付いたのは、山スキーの基礎の基礎だと思います。講習を終えた今も、とても自立したスキーヤーのレベルには至っていません。しかし、基礎の基礎を体系的に、且つ効率的に学べる東京山スキー学校は、山スキーを始めるに当たっての、実に適切な選択でした。

 

例えば雪崩。

雪崩に力を入れた座学に続く、第一回実技講習でビーコンチェック、CT、コンパニオンレスキューをみっちり。この流れは良かったです。

1月の栂池、厳しい寒さの中、真摯な気持ちで、雪崩に関する危険予知、回避、レスキューの、基礎の基礎を身に付ける事ができました。

ビーコン、プローブ、スコップを装備せず、スキーを履いて雪山に入るようなことは、この先決してしないと思います。

 

読図。

雪山には道などないこと。だから、雪山に入る前には、机上で地図作業をして、ルート上のポイントに、高度と方位角を書き込んでおくこと。等高線から尾根と沢を読み取って、目の前の光景と照合、現在位置を割り出すこと。

神楽ヶ峰、雁ヶ峰。宿に戻っての講評。慣れない登高に喘ぎながら、新しい知識に目を白黒させつつ、読図の基礎の基礎を身に付けました。

地図作業をしないで山スキーに出掛けるようなことは、この先ない、と思います。

 

雪洞。

リーダーシップ、チームワーク、頭を使うこと、テキパキすること、そして、徹底的に楽しむこと。

黒倉山の雪庇、稜線から平野越しに見た日本海、朝日を受ける鍋倉山。初めて分け入った冬の深山の風景や、花魁歩きのラッセルと共に、忘れられない思い出となりました。

いざビバーク、という時の簡易的な雪洞も、いざとなったら掘れそうな気がします。そうは言っても、一度訓練しておいた方が良い。こんな風に思うのも、基礎の基礎が身に付いたから、でしょうか。

 

深雪滑降。

夜を通しての降雪に恵まれた、朝の鍋倉山は絶好のコンディション。初めて挑んだ深雪滑降は、兎に角良く転びました。雪洞用の重い装備や、センター80ミリの板のせいにしたい処ですが、それはできません。要は板にしっかり乗れていない、ということ。

ふかふかの雪の斜面で転倒した時、ストックを交差させてそれを支えに起き上がる技はしっかり身に付きました。来シーズンにトレーニングを積んで、新雪滑降の基礎の基礎を身に付けよう。森太郎にそう誓いました。

 

蓮華温泉での総合講習に参加出来なかった私の実技講習は、鍋倉山を滑り下りた時に終わってしまいました。あっと言う間でした。

 

後に残ったのは、基礎の基礎。

これから先は自分自身で、学び、経験を積んで、技術を身に付けていかねばなりません。

 

講師の皆様、大変有り難うございました。教えて頂いた基礎の基礎を大切に、自立したスキーヤーを目指します。今後とも宜しくお願い致します。

 

11期の同期生の皆様、お世話になりました。この先も、愉快な皆様にご一緒頂く機会を持ちたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

 
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◆受講生4

 

1/1819 栂池周辺で雪崩対策訓練

初回の実技講習では、「雪崩に遭わないために」をテーマに栂池周辺で、雪崩埋没者捜索の実施訓練と実際の地形を見ながら雪崩地形のレクチャーを受けました。講習内容は、雪の中に埋められたビーコンを受講生が何度も繰り返し探す形式で、かなり実践的です。

1日目は、午前中、受講生一人ずつで埋没ビーコンを探し。雪崩対策三種の神器と呼ばれるビーコン、プローブ、スコップの使い方を徹底的に教わります。午後は講師陣が雪崩遭難者、受講生が救援者という設定で受講生同士がチームを組んで捜索訓練をしました。それぞれが役割を決めて捜索しますが、慣れていないとスムーズに動くことができず、練習の積み重ねが必要だと思われました。

2日目は栂池スキー場から約30分ハイクアップした林道沿いの斜面でCT(コンプレッションテスト)の仕方を教わり、締めは等身大人形を使った雪崩埋没者捜索の訓練でした。徐々に受講生同士のチームワークも出てきて、昨日よりもスムーズに発見することができて嬉しい気分です。

 

2/12 かぐらでアクシデント

実技講習2回目は、山スキーの基礎 (歩き方・登り方 滑走技術 読図等)ということで、かぐらスキー場周辺での講習でした。

 

1日目、今日は雲一つ無い快晴。かぐらスキー場のリフトを乗り継ぎゲレンデトップへ。途中のかぐらゴンドラ内ではO川講師から周囲の地形を見ながら雪崩やすい地形のレクチャーを受けます。

 ゲレンデトップでシールを貼り、ビーコンチェックしてハイクアップ開始します。斜度がきついところでは方向転換の仕方を教わりつつ、ジグザクに登高します。この方向転換が慣れないと難しいです。霧ノ塔で昼食後、地図とコンパスでこれから目指す雁ガ峰の方向を確認します。天気の良い時ばかりではないので、方角を確認する習慣を身に付けることが必要と教わりました。

続いてCTを行い、滑走可能と判断し、滑走開始です。上部は軽い雪で順調に滑走。尾根伝いに進み、最後の登りで再度シールを貼って雁ガ峰へ。

 

・急斜面の林間コースで転倒負傷

 雁ガ峰からの下りは、難易度の高い急斜面の林間コースでした。加えて重い雪で、かなり滑りにくい斜面です。

そんな斜面で、やってしまいました。2/3くらい下ったところで、雪に足を取られて転倒し、スキーのエッジで右腕をザックリ切ってしまったのです。ポジションが悪くて、雪質の変化に対応できなかったのでしょうね。

怪我をした時の状況は以下のとおりでした。

急斜面の林間コースを斜め下に向かって滑り下りる→スキーのトップが雪に引っかかって、谷側に転倒にして一回転→そのまま板が下になって着地→勢いで右手を板の真横に付く→ウェアの袖が捲れてエッジで右腕の皮膚をスパッと切る。

みるみる血が溢れ出てきて、白い雪面が真っ赤に染まります。講師の方々が集まり、素早く絆創膏とテーピングで応急処置をしていただきました。適切な処置のおかげで血も止まったようです。O川講師に荷物を持っていただき、右腕を動かさないようにし、転ばないように斜滑降でゆっくり下り、ゲレンデに合流した時はホッとしました。

すぐにみつまたゲレンデの診療所に行くこととなり、他の受講生よりも先行して滑り下りて診療所へ。運良く自分以外に患者がおらず、待ち時間無しで診察して貰うことができました。お医者さんからは切れているのは皮下脂肪までとのことでちょっと安心。麻酔して四針縫って貰い治療完了しました。抜糸は2週間後とのことです。

 後日談として、消毒等のために3日後に近所の整形外科に行ったところ、傷口が綺麗で血も止まっているので、予定より早く一週間で抜糸できるだろうとの診断。その言葉どおり怪我から一週間後の土曜日に抜糸となりました。腕や手首の可動に全く問題ありません。

講師陣と受講生の皆様方にはご心配をお掛けするとともに、大変お世話になりました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

 

2日目は、迅速な治療のおかげで血が止まっているので、休む理由が見付からず講習に参加しました。とはいえ再び傷口が開くのが怖いので、絶対転倒しないことを念頭に行動しなければなりません。神楽が峰までハイクアップし、CTチェック後に田代スキー場に向けて反射板コースを慎重に滑走します。この日は前日以上に暑く、板が掴まれているようなストップ雪を初めて経験しました。

 

2/2223 鍋倉山でラッセルと雪洞掘り

 前回の講習での怪我が回復してきたタイミングで、鍋倉山での雪洞訓練です。

雪洞泊のため、食料と酒などを詰め込んだ重いザックを背負ってシール登高で高度を上げていきます。別のパーティが谷を挟んで左岸の斜面にトレースを付けていましたが、我々パーティは、左岸だと雪崩の危険があるため、右岸ルートを登高します。

次第に雪が深くなりラッセル状態。先頭を交代しつつラッセルで登ります。ここでH谷講師に花魁歩きというラッセルの仕方を教わりました。最後の登りではトップでラッセルし、息を切らしながら稜線に到着しました。稜線の向こう側には日本海と上越の街が見えて感動です。

 稜線から少し下がった辺りで、今回のメインイベント、雪洞掘りです。これがかなりの重労働でH谷講師と受講生のSさんとMさんのおかげで広い雪洞が完成しました。

 

 2日目は、稜線上をシール登高して鍋倉山山頂に到着しました。山頂からはサラサラの雪の斜面を滑走し、途中でCTを行います。概ね安定の判断で再び滑走開始します。標高が下がるにつれて重雪になり、最後の急斜面では雪に足を取られて、何回も転倒し大苦戦でした。雪質が悪くなると自分の技術不足が良く分かりますね。

 

3/2930 蓮華温泉で卒業山行

今回は卒業山行ということで、自立した山スキーの実践を目的に、受講生が山行計画を立てて実行することになりました。リーダーM岡さんの下、入念に計画を練り、当日に備えます。しかし残念なことに当日はSさんとK平さんが参加できず、受講生4名のパーティとなりました。

1日目は、栂池自然園にて、いつものとおりビーコンチェックを行い、シール登高開始します。今日は晴天で北アルプスの景色が綺麗です。天狗原の手前の急斜面ではトップで登ります。先行パーティのトレースを追って、やや急なところで方向転換したところ、H谷講師よりすかさずもっと緩いところで方向転換するようにとのアドバイスがありました。

天狗原では集合写真を撮る時、受講生からのサプライズ。我々第11期からは東京山スキー学校へ横断幕を寄贈。講師陣の方々に喜んでいただけて良かったです。さすがM川さん、ナイスアイデア!

振子沢入口で当初予定どおりCTを行います。雪を掘るのも大変なくらい堅い斜面で安定と判断。振子沢では、ポイント毎にルート確認しながらの滑走です。途中からは目印が一定の間隔で付いており、目印に沿って進みます。

谷が狭まったところで左岸ルートを選択。これは後でS山講師から左岸の上に雪庇があって危険なので、右岸ルートを取るのが正解とのコメントありました。途中から自分がトップになって斜面をトラバースしつつ進んでいたところ、S山講師から注意がありました。開けた斜面で雪崩の危険があるのでスペーシングが必要とのお言葉。

林道に合流し、少し進むと橋に差し掛かります。この橋の前後が急斜面になっています。橋の上には雪が積もってガードレールが埋もれて両端が切れ落ちていて、とても危険です。その橋の手前を直滑降で滑り下りたところ、勢い余って左に逸れて橋から落ちそうになり、転んで滑落回避。危なかった!

この橋から蓮華温泉まではすぐそこ。蓮華温泉に荷物をデポしてシール登高で露天風呂へ。北アルプスの雪景色を眺めながらの温泉は最高でした。

 

2日目は朝から雨模様。午後から天候が更に悪化するとの予報があり、予定より早く出発です。シールを貼って林道を戻り、昨日の危険な橋を慎重にクリアします。事前の計画では角小屋峠への登り口まで林道沿いに進む予定でしたが、途中で林道から谷に下りるルートがあり、こちらの方が雪崩のリスクが少ないということでルート変更となりました。シールオフし林道から逸れてヤッホー平へ滑走します。

下りきったところで再びシール登高開始です。一定間隔でテープがあり、方向確認しつつテープを目印に進みます。途中のトラバースでは数カ所雪崩危険箇所がありスペーシングします。スペーシングが必要な箇所の要領が段々と掴めてきたかな。林道が左に大きくカーブするポイントで林道を外れ、角小屋峠への急斜面を登ります。

角小屋峠は風が強く、早々にシールオフしてワサビ沢に向けて滑走します。雨を含んだとても重い雪ではありますが快調に進み、ワサビ沢、白池を経て予定より早く木知屋に到着しました。皆様お疲れさまでした!無事に着くことができたのは、M岡リーダーと受講生の皆様のおかげです。

 

○全体を通じて

東京山スキー学校の講習内容はとても実践的で濃いものでした。自立した山スキーヤーにはまだ程遠いけれど、今回学んだことをしっかりと身に付けていきたいと思います。加えて山で怪我をしないで安全に楽しく滑るためにも、滑走技術も磨いていきたいです。

そして何より講習全体を通じて一番の収穫は、素晴らしい講師陣と受講生仲間と出会えたことです。本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。

 
「潜在的なリスクをいかに見抜き、もし有事が起きた場合はいかに対処すべきか...」 印刷 Eメール

◆受講生5

 

1.参加動機

 私は当年とって57歳、とっくに体も心も峠を越したかな、と思っています。

20代の学生時代は年間90日程度山に登っていましたが、社会人になるといつの間にか山とも遠ざかり、30年間を漫然と過ごしてしまいました。

しかし、50代になりやり残したことに挑戦しようと思い、昔の仲間と一般的な縦走の他、岩、沢、雪山等の登山を復活させましたが、一昨年、負傷により登山を引退した人から山スキーの三種の神器他の装備を譲り受けました。

今までスキー自体はゲレンデを含め熱心に取り組んだことはないものの、これも天命かと思い、自分なりにゲレンデに数回通いましたが、山スキーとなるとビーコンの使い方等判らないことが多く某講習会に参加したところ、東京山スキー学校(以下TYG)で雪崩から滑走技術まで体系的に教えているとの情報を得て、入校を決意しました。

 

2.各講習について

(1)座学(平成25127日~8日 於:労山会議室)

 労山会議室に行ってみると、元気な若者や屈強そうな中年男性が数名座っていました。

しかし、名簿に妙齢の女性の名前があり一瞬安心するも、当該女性は参加せず自分が最年長だと判ると、果たしてついて行けるかと先行きが少し不安になりました。

 その一方で、講師の方々が山スキーの滑り方、装備、気象、雪洞などを、実に楽しそうに説明されたので、期待も高まりました。

 特に2日目の雪崩の説明は、表層雪崩や禅僧雪崩の違いや発生し易い条件が非常に科学的に説明され理解が進み、また、マニュアルでは理解できなかったビーコンの使い方等レスキューの知識がわかり易く説明され、早く試してみたいと思わせるものでした。

 

(2)実技1(平成26118日~19日 於:白馬栂池高原)

 TYGの実技講習は、講師の車に分乗して集合し前泊しますが、到着後就寝までの宴会がならわしで、しかも講師の到着時刻により各々の酒量が異なるため、早く着いた組は既に出来上がっているのが常でした。

 実技1の際も、一日目の朝は二日酔い状態でしたが、ビーコンチェックが始まるとアルコールは抜けていました。落倉湿原では、講師のビーコンを雪下に埋め生徒が探し出しますが、繰り返すにつれ発見時間が短くなっていくことを実感しました。レスキューは特に時間との闘いで、15分以内に救出すべく個々の技量を磨くとともに人員配置の重要性を理解しました。

 二日目は栂池高原上部で雪崩地形の観察やスペーシング、シャベルコンプレッションテスト等、より実践的な講習を行いました。登山では常に状況に気を配りますが、雪山、特に山スキーは雪崩という発生すれば致命的な事態に陥る可能性があり、リスクがどこにあるかを、常に意識せねばならないことを再確認しました。 

実技1では、1日目は事後対応であるレスキューを、2日目は事前対応である危険予知を、各々学ぶことを通じて12月の座学の有効性が検証でき、やはり山スキーは基本的には知識がないと、実践してはならないことを痛感しました。

 

(3)実技2(平成2621日~2日 於:かぐらスキー場)

 実技2は、天候は2日間とも快晴でしたが、苦手とする滑走主体の講習でした。

一日目は第5ロマンスリフトに着くころにはアルコールも抜けて、清八沢の頭までは何とか登りましたが、そこから黒岩平、雁が峰を経てゲレンデまでの下りは、他の人が難なく滑走してゆくところを何度も転倒し、体力を消耗してしまいました。ゲレンデスキーもさほど経験も無く山スキーに飛び込んだのは無謀だったか、と少し後悔しました。

 二日目は、山スキーの登行は少し慣れて稜線までは快適な登りでしたが、相変わらず滑走は下手くそで、湿雪のせいもありましたが余計な筋力を使い、ゲレンデに戻るころには太腿が攣っていました。しかし、前日とは違い殆ど転倒しなかったため、後悔の念も多少和らぎました。

 実技2では2日間を通じ、やはり山スキーは基本的にはある程度の滑降技術がないと楽しさも半減することを思い知らされました。

 

(4)実技3(平成26222日~23日 於:鍋倉山)

 実技3は、雪洞体験ということで事前準備として装備の軽量化に努めました。

 一日目の天気はさほど悪くありませんでしたが、装備の軽量化に努めたつもりでも荷物が重く、登行はラッセルもあり遅々とした歩行となり、黒倉山直下の雪洞適地に着く頃には、疲労は相当溜まっていました。そこから雪洞堀りが始まりますが、雪の掻き出しは講師や他の生徒の半分にも及ばず迷惑をかけてしまいました。しかし、講師の雪洞への情熱は相当なもので、雪のテーブルを作り、その上で暖かい中華鍋を作って頂き、私自身は少しも役立っていないのに快適に過ごせました。感謝する次第です。

 二日目は朝から快晴で黒倉山から鍋倉山の稜線を快適に登り、頂上からは妙高や日本海、信越トレイルが見渡せ、感動的でした。しかし下りが始まると、ただでさえ苦手な

滑降が、重い荷物を背負うことで、より下手になっていることを自覚しました。転倒する都度荷物を外し起き上がる、これを繰り返し、下へ降りた時には疲労困憊でした。

実技3では2日間を通じ、やはり山スキーは基本的には体力がないと苦しいものとなるため、日頃のトレーニング不足を反省させられました。

 

(5)実技4(平成26329日~30日 於:蓮華温泉)

実技4は、卒業山行として受講生主体で計画・行動するため事前に会合を持ち、不運にもくじ引きで選ばれたリーダーを中心に、ルート等入念に打ち合わせをしました。

一日目は天気は快晴で、受講生が各々地図上で位置確認し、順番にトップに立ち快調に天狗原に着き、そこで講師の方々へ感謝の意を表しました。天狗原から蓮華温泉までは赤布が明確につけられ、事前に打ち合わせたルートを外すことなく進め、予定外に早く目的地に到着しました。さらに到着後、露天風呂まで山スキーで登高し白銀の中の温泉で大自然を満喫しました。

 二日目はTYG第11期講習の最終日でしたが無情にも天気は雨。しかし、受講生同士でコミュニケーションをとりながら、ルートを確認し雪崩地形に気を配り時にスペーシングを実行し、今までの講習の成果を発揮すべく木地屋まで行動しました。

さて、少しは自立した山スキーヤーになれたでしょうか?

実技4では2日間を通じ、やはり山スキーはチームワークが大切なものであることを再認識させられました。

 

3.装備

 冒頭に記載したとおり、今回の装備の多くは他人から譲り受けたものですが、以下の問題がありました。いずれも講師に事前に相談するべきでした。

・プローブ:カーボン製で軽かったものの、レスキュー訓練で雪を掘り出す際にシャベルが当たり脆くも折れてしまいました。金属製がいいです。

・シャベル:大きさが小さく、シャベルコンプレッションテストや雪洞堀りの効率が悪かったでした。大きく軽いものがいいです。

・流れ止め:ジルブレッタ製で長く弛みが出てしまったため、TLTの片足内側のストッパーに引っかかり、ストッパーが曲がってしまいました。

 

4.講習全体を通して

TYGの全10日間の講習は、山スキーの潜在的なリスクをいかに見抜き、もし有事が起きた場合はいかに対処すべきかを体系的に教えて頂き、また、同時に山スキーの楽しさも味わえ、密度が濃く大変充実していました。

それは、講師の方々のご指導及び受講生のチームワーク並びに天候がよかったことが

大きな要因だと思います。

 しかし、本当の講習の成果は、悪天候の際に冷静な判断と適確な行動ができた時と考えていますので、今後も講習のブラッシュアップに努める所存です。

 最後に、講師の方々には、各受講生の体力や技量が揃わない中、安全面に配慮のうえ一定レベルの事項を習得させることは、大変なご苦労があったと推察いたします。

本当に有難うございました。

 
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