「I藤講師からアドバイスを頂き、再挑戦。すると不思議、ロッカースキーの助けもあって意外と簡単に乗れた!新雪の浮遊感がとても気持ち良い...」 印刷

◆受講生1

 

第1回目雪崩レスキュー訓練(20.15.1.312.1

 

第1日目(落倉自然園)

 まずはシールをスキー板に装着し、落倉自然園の奥に向かう。シール歩行初経験のため、スキーを履いたまま坂を登る感覚が新鮮だ。シール歩行を少々楽しんだ後、初日の訓練に入った。

 最初の訓練メニューは、ビーコンの基本操作とクロスサーチ。クロスサーチの際、ビーコンの姿勢を変えない点が重要だ。ある程度埋没者に近づいたら雪面を掘り下げ、再度クロスサーチを行うと効果的なようだ。この他、ビーコンの電磁波特性を理解する訓練も行った。

 昼食を挟み、プロービングと雪崩救助訓練を行った。講師扮する遭難者から事故状況を把握し、リーダー兼見張り役、ビーコン捜索担当、プロービング&シャベリング担当のように役割分担を決め、救助を実行する。互いの顔と名前が一致しない中、リーダー役を務めるのはやや気が重い(笑)。臨場感を高めるためか、講師が半分雪に埋もれ、ストックやザックなども残置されている。無論、これら残留物は捜索の重要なヒントとなる。最初は遭難者が一人の単純なケースから始め、遭難者が複数のケースや遭難者がビーコンを所持していないケースなども想定して訓練を繰り返す。そして訓練を終える毎、講師から訓練内容の評価を受けるとともに、他の受講生との間で問題点の洗い出しや改善点の検討を行った。

 宿に撤収後、救助者の搬送訓練を行い、軽い懇親会の後に就寝した。

 

第2日目(栂池スキー場上部、早稲田小屋周辺)

 まだ慣れないシール登行に戸惑いつつ、栂池スキー場から早稲田小屋周辺まで移動した。最初の訓練項目は、雪崩地形の判断とその通過。雪庇の張り出し方向、樹木の粗密、倒木の有無などから雪崩地形の判断を行った。以前に発生した雪崩の痕跡は特に重要な判断材料なので見逃すなとの事(私は見逃してしまった…)。また、雪崩地帯は一人一人通過し、他の人が見張ることや、スキー板の流れ止めを外すことなどを教わった。

 早稲田小屋に到着後、各種弱層テストを実施し、プローブで埋没者を突いたときの感触を体験する(K瀬講師、埋没者役ご苦労様でした)。一通り訓練を終えて下山を始めたころ、前方から「助けてください!仲間が雪崩に巻き込まれました」との声。それ来た、最後のレスキュー訓練だ(笑)。総勢9名で捜索から搬出までを行い、愛称「イブちゃん」という人形を10分ほどで救出する。このイブちゃん、予想外にリアルなので驚いた。

 

第2回目深雪総合訓練(20.15.2.142.15

 

第1日目(かぐらスキー場上部)

 悪天で大部分のリフトが停止しているので、各種キックターンの練習を行いながら、ゲレンデ脇の樹林帯を登行した。そしてお待ちかねの深雪滑走と言いたい所だが、実はこれ大の苦手で後倒&暴走気味。見かねたI藤講師からアドバイスを頂き、再挑戦。すると不思議、ロッカースキーの助けもあって意外と簡単に乗れた!新雪の浮遊感がとても気持ち良い。I藤講師のアドバイスに感謝です。

 この日、和田小屋貸し切りでTYGのOBを交えた懇親会。懇親会では賞品付きのクイズなどがあり、大いに盛り上がる。この懇親会は参加希望者が多く、50数名定員の和田小屋に宿泊できなかったOBもいたようだ。

 

第2日目(かぐらスキー場上部)

 もはや吹雪といえる天候の中、和田小屋宿泊者の特権であるファーストトラックを堪能する。一晩で50cm程の降雪があり、二日間続けて新雪を楽しむことができた。

 なお、肝心の講習は、吹雪のため途中で中止となった。

 

第3回目深雪滑走訓練(20.15.2.212.22

 

第1日目(雁が峰コース)

 無風快晴、最高の登山日和。第5ロマンス終点でシール装着、ビーコンチェックを行い、稜線に向けて登高を開始する。人混みしたゲレンデを離れ、両手に雪山を眺めながらの稜線歩きは非常に心地よい。2時間程のハイクアップで清八の頭というピークに到着する。

 小休止の後、雁が峰を目指して緩やかな斜面を滑走していく。ふと気付くと、付かず離れずといった感じでO野講師が私の後ろを滑っている。谷底に落ちるとでも心配をかけたのだろうか、申し訳ない(笑)。

 そして本日のメイン、雁が峰から先、深雪急斜面のツリーランとなる。BC初心者受講生という事で、荒れていない斜面に優先的にドロップさせて頂く。だが滑るのに手いっぱいで折角の斜面を楽しむ余裕が無い。もっとスキー技術を磨かねばと思う。

 帰宿後、スキー滑走技術の議論という予定であったが、日本酒を大量に飲んだことしか覚えていません…

 

第2日目(反射板コース)

 晴れにもかかわらず強風のために田代スキー場全面閉鎖、忘れ物などが重なり、ゲレンデ講習に変更になるかと思っていた。だが、行動開始時間が遅れたものの、ほぼ予定通りの講習を行った。先日同様、優先的にドロップさせて頂くが、なかなか上手く滑れない。

 好天にも恵まれ、初めて山スキーらしい経験をした二日間となった。

 

講習を振り返って

・自然を相手にする山スキーと人工的なゲレンデスキーは全くの別物。スキー技術の向上に努めたい。

・機動力の高さは山スキーの魅力の一つだが、その機動力故にルーファイのミスが致命的な事態につながりかねない。GPSは必須装備と思われる。

・弱層テストも色々難しい。その必要性の判断、その実施場所の判断、その結果の判断など。

・(山スキーとは直接関係ありませんが)講師の皆様はおいしい地酒、食事の良い宿などの知識も豊富。プライベートでもぜひ利用したい。

 

 最後に、講師および受講生の皆様、本当にお世話になりました。