「ビーコーン等の道具の使い方は、全然知りませんでした。そんな私でも、分かりやすく丁寧に実技、実践を交え2日間学ぶ事が出来、とても勉強に...」 印刷

◆受講生3

第12回 東京山スキー学校に参加して

 

はじめに

私は、基本ゲレンデスキーヤーでゲレンデ脇のパウダーを楽しむ程度でした。そんな中パウダーメインの滑走仲間にツリーランの楽しさを教わり、そこで、雪山の知識をもっとつけねば!との思いでこの学校に入校しました。

 

    座学  12月6日・7日(10日・17日)

受講初日、会場に赴くと、自分が一番若いようで、他のメンバーの方々とうまく意思疎通がはかれるか不安な気持ちいっぱいで座学開始。

雪質・天候・道具・雪洞・ルート選定等多くの内容を丁寧に教えて頂いた。が、やはり山スキーそのものを、あまり体験していない状況での講義は少し辛かった。・・・これまで、友人知人に連れて行ってもらっていた状況で、自分で調べる事等はあまりしなかった為でもあるが。。。今回の講習を通して、一回り大きくなった自分を友人知人に見せ、より安全に楽しめる山スキーを企画しようと思った座学であった。

また、座学2日目は12期メンバーと一緒できなかったが、講師の方々の配慮で、別日程で同じ講習をきちんと受講できたのはよかった。

ちなみに、不安な気持ちは、初日終了後の懇親会で少し和らいだ。次回以降も初日に懇親会を実施しておく方が良いと感じた。やはりお酒のパワーは絶大。

 

    実技  第1回 雪崩講習   1月31日・2月1日

ゲレンデスキーヤーの自分は、案の定、ビーコーン等の道具の使い方は、全然知りませんでした。そんな私でも、分かりやすく丁寧に実技、実践を交え2日間学ぶ事が出来、とても勉強になりました。しかし、12期のこれからを物語っているような天候・・・じっとしているのはやはり寒かった。。。

滑る前のCTについてもこれまでゲレンデスキーヤーでは見る影もありませんでした。しかし、雪崩等の話や周りの状況を改めてニュース等を確認してみると、楽しむ前の事前準備の必要性を改めて痛感し、この講習で学んだ事を今後は実践して行こうと感じた講習でした。・・・座学の時に懇親を深めたはずであったが、やはり1回だけでは不十分だったのか、今回の宿での宴会は、短く、数人で終わってしまった。非常に残念。。。

 

    実技  第2回 深雪訓練  2月14日・15日

かぐらでの山行企画。残念ながら、前回に続き、天候が悪く本来の講習ルートへ行けず、ゲレンデ内での講習のみとなった。残念ではあったが、パウダーを楽しめたので、自分的には満足であった。特に、和田小屋泊メンバーへのご褒美の翌日のファーストトラックは、特に良かった。TYGの同窓会も同時に開催されており、多くのファットスキーヤーが集結。その面々が思い思いにファーストトラック滑る。やはりみんなパウダーが好きなようで、30分程でパウダーが食い荒らされていた。

また、初日の晩にTYGのOB・OGが集結しての懇親会も非常に楽しく、山家の深いつながりを感じる事が出来た夜であった。

 

    実技  オプション 2月21日・22日

自分がこの山スキー学校で一番楽しみにしていたメニュー。かぐらでのオプション山行。12期の講習では珍しく、好天で初日は、予定していた雁が峰ツアーを満喫する事が出来た。ただ、板の手入れがまずく、途中ストップ雪に阻まれ、気づけば板の裏に雪、いや氷の塊がくっついて錘を付けた歩行訓練になっていた。こういった際の対処法も講師の方々より教わり、山スキーは奥が深い、覚える事、学ぶ事は多くあるんだなと感じる初日であった。二日目も好天・・・と思いきや、強風の影響で田代側のリフトが全て運休。反射板は楽しめたが、M講師のシークレットルートへ行けなかったのは、非常に残念であった。やはり総じて12期は、あまり天候に恵まれていないのか・・・と思う結果となった。

 

    実技  第3回 雪洞講習  3月6日・7日

今回は、鍋倉山での雪洞講習で、H講師の雪洞をすごく楽しみにしておりましたが、あいにくの体調不良で不参加との事。非常に残念でした。

今回の講習(オプション除く)では、初めての良い天気。3班に分かれで登り始めたがいい天気過ぎて、登りは暑かった。ある人は登り始めて1時間もしない内に500mlのドリンクがなくなった程。この時、背負っていたビールを提供しようかとも考えたが、雪洞完成後の方が、おいしく、かつ有難みがあると思いここは我慢。

その後、無事に目的の場所まで到着。ここまでは、何の問題もなく順調。時間通り。

しかし、雪洞を掘り始めてから間もなく・・・ある講師が雪が固い!と一言。私は、これまで雪洞を掘った事がなく、これが普通なのかと思っていたが、やはり固かった様である。固い雪とはいえ、掘らないと今晩の寝床が・・・その思いでメンバー全員で必死のパッチで掘り続けた。そんな中での我が班のKさんは心強かった。Kさんが掘り始めると雪の大きな塊が次から次にでてくる。流石!!それに負けまいとこちらも掘り進めるが、持病の腰痛が発症し、休憩を余儀なくとる事に。。。そんな繰り返しで

気づけば3時間ぐらい堀り進めていたか、ようやく完成。完成後のビールはやはり旨かった!!その後の晩ご飯からの宴会突入。気づけば他の班の講師も合流し、初日は賑やかな晩酌となった。

二日目は、鍋倉山山頂へ登りそこからドロップイン。しかし、12期メンバーの宿命か、

昨日の好天がどこへやら。やはり天候があれた・・・。ただ、林の中は程よい視界。少し滑り辛い雪質ではあったが、楽しく滑り下りる事ができた。

森太郎に会えなかったのは残念であるが。。。

宿に到着後、卒業山行の班割及びリーダーを決め、解散となった。

 

    実技  第4回 卒業山行   3月21日・22日

楽しみにしていた蓮華温泉。が、やはり12期最大の敵!?天候?に阻まれ、蓮華温泉の営業開始が延期となり、蓮華温泉に泊まる事なく、木地屋へ抜けるルートへ直前の変更。さらに、変更後、結局当初宿泊予定であった21日には、蓮華温泉が営業している旨、発覚。。。これは、まさに・・・。準備段階で色々とあったが、I藤講師、K瀬講師にも所々アドバイス頂きながら、何とかルートをたどる。今回初めて、自分が先頭に立ってルートを進みメンバーを引っ張っていく。という事を体験したが、緊張の連続で、何度も地図を見返す事となってしまった。頻繁に地図を確認することは、時間のロス、最悪目的地に到着できず、ビバーク突入(今回はなかったが。)という事も学ぶ事が出来た。また、最初のうちは、先頭を適度に交代し、各自が、緊張感を持って、経験を積む事も大事である。という事がわかった。そんなこんなで、当初の予定からは少し遅れたが無事木地屋まで抜ける事ができ、全員で宿に宿泊する事ができた。もちろん、夜は宴会。12期メンバーが一番長く宴会を楽しむ夜でもあった。これは、I講師の存在も大きかった。面白可笑しく、周りを盛り上げて頂きました。いや、私以外の12期メンバーも気を使って頂き、あの場を盛り上げて頂いていたのだろう・・・いやはや、一人堪能しすぎてしまった。そうして講習最後の夜は、過ぎていった。翌朝は、講習終了との事で各自、思い思いの行動をとり、帰宅の途へ。

 

最後に

 

今後、12期メンバーや友人知人と山へ出かける際には、今回学んだ事を1つでも多く実践し、自立した山家になれるよう努力致します。

 

講師の皆様、色々とご指導ありがとうございました。また12期メンバーの皆様にも知らない事だらけで多くの迷惑をお掛けしましたが、いつも温かい目でアドバイス等頂きありがとうございました。

山スキーをこれから始める!といった方には、てっとりばやく且つお求めやすいお値段で、知識や技術を学べる良い講座(学校)だと思います。

ただし受講中は、講師陣との決め事は守るという必要最低限の事は実行できる方が望ましいと思います。

自分勝手だと、講師含め受講生や自分にもいろいろな禍が降りかかってくることになります。

そういった意味でも今回の受講は、きちっと「山スキーのイロハ」を学べる内容でよかったです。

 

欲を言えば、もう少し、道具の手入れの仕方や、緊急時の対応方法を実践で多く取り入れて頂けると良かったかもしれません。